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東京海上日動とPKSHAが照会応答システムAI Search Proを共同開発、業務効率化と高度なAI実装を実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

東京海上日動とPKSHAが照会応答システムAI Search Proを共同開発、業務効率化と高度なAI実装を実現へ

PR TIMES より


記事の要約

  • 東京海上日動とPKSHAがAI Search Proを共同開発
  • 照会応答時間を約4割削減し業務効率を向上
  • 代理店向け照会応答システムを全営業部店に導入

東京海上日動とPKSHAによる照会応答システムAI Search Proの開発

東京海上日動火災保険株式会社とパークシャテクノロジーは、大規模言語モデルを活用した照会応答業務特化型対話AI「AI Search Pro」を2024年11月29日に発表した。東京海上日動の約100万件の照会応答履歴データを活用し、保険商品における高精度な回答生成を実現している。[1]

東京海上日動は2023年2月からPKSHAおよびAlgoNautと共同で大規模言語モデルの設計に着手し、2023年6月から自動車保険に関する照会応答の試験運用を開始した。この取り組みにより社員の回答作成時間が約4割削減され、業務効率の大幅な改善につながっている。

AI Search Proはパークシャテクノロジーの「PKSHA LLMS」を活用し、東京海上日動のメールシステムと連携することで、複雑な保険業務における照会応答の精度を向上させた。約8〜9割のケースで有用性が認められ、全営業部店および代理店ヘルプデスクへの本格導入が決定している。

AI Search Proの機能まとめ

項目 詳細
開発企業 東京海上日動、PKSHA Technology、AlgoNaut
活用技術 PKSHA LLMS、大規模言語モデル
学習データ 約100万件の照会応答履歴データ
対象商品 自動車保険、火災保険、傷害保険等
導入効果 回答時間約4割削減、約8〜9割のケースで有用性確認

大規模言語モデルについて

大規模言語モデルとは、大量のテキストデータを事前に学習し、さまざまな言語処理タスクに応用可能な人工知能システムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 大規模なテキストデータによる事前学習を実施
  • 文章生成や質問応答などの多様なタスクに対応
  • 専門的な業務知識の学習と応用が可能

東京海上日動のAI Search Proでは、大規模言語モデルを活用することで保険業界特有の専門用語や複雑な内容を含む照会応答を可能にしている。多段階的なアルゴリズムの組み合わせにより、従来のAIシステムでは困難だった高度な業務での活用を実現している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「複雑性の高い保険業務に特化した照会応答システム「AI Search Pro」を共同開発~照会応答時間を大幅削減し、お客様への新たな価値提供の拡大へ~ | 株式会社PKSHA Technologyのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000022705.html, (参照 24-11-30).

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