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公開：2024-08-08

SELFBOTが新機能とUIをリリース、社内利用の生成AIとRAGがシームレスに利用可能に

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• SELFBOTが新機能とUIをリリース
• 社内利用向け画面の利便性が大幅向上
• RAGと生成AIをシームレスに切り替え可能

SELFBOTの新機能と改善されたUI

SELF株式会社は、社内利用向けの生成AI「SELFBOT」に新機能とUIを2024年8月7日にリリースした。このアップデートにより、社内ドキュメント検索（RAG）と生成AI（LLMによる回答生成）の利用を1クリックで切り替えることが可能になり、社内利用における利便性が飛躍的に向上している。従来の問題点であった画面切り替えの煩わしさが解消され、生産性向上がより効果的に推進できるようになったのだ。^[1]

新UIでは、社内の大量のドキュメントからピンポイントで回答とドキュメントを得ることができるRAG機能と、対象ドキュメントの即時閲覧が可能なドキュメントビュー機能が統合されている。さらに、生成AIに対して不明点の質問や要約、解説などの新たな指示を与えることも可能になった。これにより、ユーザーは一つの画面内でシームレスに作業を進めることができ、作業効率の大幅な向上が期待できるだろう。

SELFBOTの新機能は、セキュアな環境でのRAGと生成AIの活用を実現している。管理者によるカスタムプロンプトの制御が可能になり、用途に応じた柔軟な設定が行えるようになった。また、履歴やお気に入り内容の登録機能も追加され、ユーザーの利便性がさらに向上している。これらの改善により、SELFBOTは社内のナレッジマネジメントと生産性向上のための強力なツールとなることが期待される。

SELFBOTの新機能まとめ

RAGについて

RAGとは、Retrieval-Augmented Generationの略称で、情報検索と生成AIを組み合わせた技術のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大量のドキュメントから関連情報を高速に検索
• 検索結果を基に生成AIが精確な回答を生成
• 最新の情報や専門知識を含む回答が可能

RAGは従来の生成AIモデルの限界を克服し、より正確で最新の情報を提供することができる。SELFBOTのようなシステムでは、RAGを活用することで社内の膨大なドキュメントから必要な情報を瞬時に抽出し、それを基に生成AIが理解しやすい形で回答を生成することが可能だ。これにより、ユーザーは複雑な質問に対しても、信頼性の高い回答を得ることができるようになる。

SELFBOTの新機能に関する考察

SELFBOTの新機能とUIの改善は、企業内のナレッジマネジメントと生産性向上に大きな影響を与える可能性がある。しかし、今後の課題として、社内データのセキュリティと生成AIの出力の品質管理が挙げられるだろう。特に機密情報の取り扱いや、AIが生成した回答の正確性の担保が重要になってくる。

将来的には、SELFBOTにさらなる機能の追加が期待される。例えば、マルチモーダルAIの導入により、テキストだけでなく画像や音声データも含めた総合的な情報処理が可能になるだろう。また、業務プロセスの自動化機能との連携により、単なる情報検索ツールから、業務全体をサポートする統合プラットフォームへと進化する可能性もある。

SELFBOTの進化は、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる可能性を秘めている。今後は、AIの判断プロセスの透明性確保や、ユーザーのAIリテラシー向上など、技術面だけでなく運用面での取り組みも重要になるだろう。SELFBOTが企業の知的生産性向上のための中核ツールとして発展していくことに期待が寄せられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「優れたUIで、生成AIを社内でより活用しやすく。新機能＆UIをリリース。SELFBOT社内利用（高精度の生成AI） | SELF株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000018339.html, (参照 24-08-08).

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