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公開：2024-08-09

LegalOn CloudがオンラインエディターをAI機能で強化、法務業務の効率化と品質向上に貢献

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• LegalOn Cloudがオンラインエディターを拡充
• コメント並び替え機能と一括承認機能を追加
• 法務業務の効率化と品質向上を実現

LegalOn Cloudのオンラインエディター機能拡充による法務業務の効率化

株式会社LegalOn Technologiesは、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」のオンラインエディター機能を2024年8月8日に拡充した。新たに追加された「コメント並び替え機能」により、コメントがついたWordの契約書を表示する際、作成日と条番号順に並び替えることが可能になった。また、「校正箇所の一括承認機能」によって、変更履歴の一括承認がワンクリックで実行できるようになっている。^[1]

これらの機能追加により、法務担当者は契約書の確認作業をより効率的に行えるようになった。コメントの整理や変更履歴の確認にかかる時間が大幅に短縮され、複雑な契約書でも迅速かつ正確な処理が可能になっている。さらに、オンラインエディター上で全ての作業が完結するため、締結前の契約書のクリーン版作成がスムーズに行えるようになった。

LegalOn Cloudは、従来のリーガルテックとは異なるAIテクノロジープラットフォームとして、企業法務の様々な業務を包括的に支援している。マターマネジメントやコントラクトマネジメント、契約審査、法令調査など、顧客の需要に応じて同一プラットフォーム上で多様な体制を構築できる点が特徴だ。また、業務を行う過程で自然とナレッジが蓄積され、AIによって整理されるため、次世代のナレッジマネジメントを実現している。

LegalOn Cloudの新機能まとめ

AIテクノロジープラットフォームについて

AIテクノロジープラットフォームとは、人工知能技術を活用して業務プロセスを効率化・高度化するためのシステム基盤のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 自然言語処理や機械学習技術を活用した高度な分析・処理能力
• ユーザーの作業内容から自動的にナレッジを蓄積・整理する機能
• 複数の業務領域を統合的に管理・支援する包括的なアプローチ

AIテクノロジープラットフォームは、従来の単一機能のソフトウェアとは異なり、業務全体を包括的に支援する統合的なシステムとして機能する。ユーザーの日々の作業から得られるデータを基に、AIが自動的に情報を分析・整理し、必要な知見をリアルタイムで提供することで、業務の質と効率を同時に向上させることができる。

LegalOn Cloudの機能拡充に関する考察

LegalOn Cloudの新機能は、法務業務の効率化に大きく貢献するものの、セキュリティの観点から新たな課題が生じる可能性がある。オンラインでの契約書編集や一括承認機能は、情報漏洩のリスクを高める可能性があるため、より強固なセキュリティ対策が求められるだろう。また、AIによる自動化が進むことで、法務担当者のスキルやノウハウが失われる懸念も出てくる。

今後、LegalOn Cloudには、より高度な契約書分析機能や、他の業務システムとの連携強化が期待される。例えば、過去の契約書との比較分析や、リスク評価機能の追加、さらには企業の財務システムや人事システムとのデータ連携などが考えられる。これにより、法務部門の業務だけでなく、企業全体の意思決定プロセスの効率化にも貢献できるだろう。

AIテクノロジープラットフォームの発展は、法務業務の在り方を根本から変える可能性を秘めている。今後は、AIと人間の役割分担がより明確になり、法務担当者はより戦略的な業務に注力できるようになると予想される。一方で、AIの判断の妥当性や責任の所在など、新たな法的・倫理的課題も浮上するため、これらへの対応も含めた総合的な進化が求められる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」、オンラインエディター機能を拡充「コメント並び替え機能」「校正箇所の一括承認機能」をリリース | 株式会社LegalOn Technologiesのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000486.000036601.html, (参照 24-08-09).

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