Google Meetのブレイクアウトルーム機能が強化、個別の出席状況を一元管理可能に

text: XEXEQ編集部

Google Meetのブレイクアウトルーム機能強化に関する記事の要約

Google Meetの出席レポートにブレイクアウトルーム情報を追加
会議主催者の出席者把握の負担を軽減
ロールアウトは2024年5月9日から開始
特定のGoogle Workspaceエディションで利用可能

Google Meetの分科会機能が更新、個別の出席状況を一括管理可能に

2024年5月9日、Google Meetの出席レポート機能が拡張され、ブレイクアウトルームごとの出席情報が含まれるようになった。ブレイクアウトルームとは、大規模なオンライン会議の参加者を小グループに分けて議論を行うための機能だ。^[1]

今回のアップデートにより、会議の主催者はブレイクアウトルーム内の出席状況を手動で追跡する必要がなくなる。これまでは各ルームを巡回して出席者を確認する必要があったが、一元的なレポートで把握できるようになった。

出席レポートはブレイクアウトルーム用の専用タブに表示され、メイン会議室とは別に管理される。会議主催者にとって利便性が大幅に向上し、円滑な進行が期待できるだろう。

この機能は管理者が有効化すると自動的に会議主催者に送信される。対象となるのは、Google Workspace Essentials、Business Plus、Enterprise Starter以上のエディションだ。

ロールアウトは2024年5月9日から段階的に開始され、完全な反映には15日ほどかかる見込み。大人数のオンライン会議が増える中、ブレイクアウトルームの活用シーンも広がっており、出席管理の効率化は喫緊の課題だった。

考察

ブレイクアウトルームは、オンライン会議の規模が大きくなるほど重要な機能になる。参加者を適切なグループに振り分け、より深い議論を促進することで会議の生産性を高められるからだ。一方、分散した参加者の出席状況を把握するのは容易ではなく、運営側の負担になっていた。それが今回のアップデートで大きく改善されることになり、ブレイクアウトルームの活用が一層進むことが予想される。参加者の関与度を高め、アイデア創出や問題解決を加速する効果も期待できるだろう。

今後は、ブレイクアウトルームでのコラボレーションをさらに円滑にするための機能追加にも注目したい。例えば、各ルームの議論内容を自動で要約したり、アクションアイテムを抽出したりするAI機能などが実装されれば、会議のアウトプットをより具体的に可視化できる。また、ルーム間の情報共有を促進するためのツール、全体会議への復帰をスムーズにするための同期機能なども有用だろう。ブレイクアウトルームを起点とした、より創造的で効率的な会議スタイルの確立に期待が高まる。

参考サイト

^ Google Workspace Update. 「Google Workspace Updates: Breakout room information is now included in Google Meet attendance reports」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/05/google-meet-attendance-reports-breakout-rooms.html, (参照 24-05-28).
Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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