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公開：2025-03-03

Colt DCSが印西市で4番目のデータセンターを開設、三井物産とフィデリティとの合弁による大規模施設が稼働開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Colt DCSが印西市に4番目のデータセンターを開設
• 三井物産とフィデリティの合弁による2拠点目のハイパースケール施設
• 開所時点で施設の利用率が100%達成

Colt印西データセンター4の開設で国内デジタル経済の発展を加速

Coltデータセンターサービスは2025年2月26日、千葉県印西市における4つ目の拠点となる「Colt印西データセンター4」を開設したことを発表した。本データセンターは三井物産とフィデリティ・インベストメンツとのジョイントベンチャーによって開発された2拠点目のハイパースケールデータセンターであり、開所時点で施設の利用率が100%に達している。^[1]

本データセンターは開発の第一フェーズが完了し、現時点で4.8MWの電力容量が稼働している状態だ。完成時の電力容量は20MWとなる予定であり、印西エリアにおけるColt DCSのデータセンター4棟を合計すると、総電力容量は70MWに達することになるだろう。

Colt DCSは2011年に印西エリアで初のハイパースケールデータセンターを立ち上げて以来、同地域への投資を継続的に行っている。印西エリアは安定した地盤と高密度のファイバー接続、利便性の高い交通網、東京都心への良好なアクセスを備えており、さらに協力的な地方自治体の存在によってデータセンター事業の展開に最適な立地となっているのだ。

Colt印西データセンター4の施設概要

ハイパースケールデータセンターについて

ハイパースケールデータセンターとは、大規模なクラウドサービス事業者やIT企業向けに設計された高性能かつ大容量のデータセンター施設のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 大規模な電力供給能力と高い拡張性
• 省エネルギー技術の積極的な採用
• 高度な冷却システムと信頼性の高いインフラ

ハイパースケールデータセンターは急増するデジタルサービスの需要に対応するため、高密度での機器収容と効率的な運用を実現している。Colt印西データセンター4も最新の冷却技術や低炭素化施策を採用し、サステナビリティと高性能を両立する設計となっているのだ。

Colt印西データセンター4に関する考察

Colt印西データセンター4の開設は、日本のデジタルインフラ整備において重要な意味を持っている。開所時点での100%成約という事実は、国内におけるデータセンター需要の高まりを如実に示しており、今後も同様の需要が継続すると予測されるだろう。

今後の課題として、持続可能性への対応が挙げられる。データセンターの電力消費量は年々増加傾向にあり、再生可能エネルギーの活用や省エネ技術の更なる革新が必要となってくるはずだ。

印西エリアは東京都心からのアクセスの良さと安定した地盤を備えており、データセンター集積地として発展する可能性を秘めている。Colt DCSには地域社会との共生を図りながら、さらなる施設拡充を進めていくことが期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ Colt Data Centre Services. 「Coltデータセンターサービス、「Colt印西データセンター4」を開設 | Colt DCS」. https://www.coltdatacentres.net/ja-JP/press-releases/data-centres/2025/02/inzai-4-opening-ceremony, (参照 25-03-03).

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