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公開：2025-02-26

コスモテックが認知症当事者向けウェアラブルメモの新モデルを発表、記憶のサポート機能が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• コスモテックがwemo®バンドタイプ アクセシブルモデルを発表
• 認知症当事者・介護者と共同開発した記憶サポートツール
• 2025年3月7日より発売開始、予約受付は2月25日から

認知症当事者向けウェアラブルメモの新モデル発表

株式会社コスモテックは累計販売数100万本を突破したウェアラブルメモ「wemo®」の新モデルとして、認知症当事者および介護者と共同開発した「wemo®バンドタイプ アクセシブルモデル」を2025年3月7日より発売することを発表した。経済産業省が推進する「オレンジイノベーション・プロジェクト」の一環として開発された本製品は、軽度認知障害および初期認知症、注意欠如・多動症の方向けに特別に設計されている。^[1]

日本における認知症および軽度認知障害の方は2040年には約1,200万人に達すると推計されており、自分らしく暮らし続けられる社会の実現が求められている状況下で開発された本製品は、記憶のストレスを軽減することを哲学としている。従来のwemo®の特徴であるボールペンで何度書いても消せる機能はそのままに、認知症当事者や介護者の声をもとに様々な工夫が施されている。

デザイン面では1日の流れを時間ごとに区切りやすい罫線を採用し、やり忘れを防ぐためのチェックボックスも配置された。また、ロゴは目立たないようライトグレー色とするなど、使用者の視認性を優先した設計となっており、初めて使用する方向けの使い方ガイドも付属している。

wemo®バンドタイプ アクセシブルモデルの特徴まとめ

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軽度認知障害（MCI）について

軽度認知障害（MCI）とは、認知機能の低下が見られるものの、日常生活への支障が軽度にとどまっている状態を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 記憶力の低下が年齢相応以上に進行している
• 基本的な日常生活は自立して行える
• 認知症の前段階として注目されている

認知症の進行を遅らせるためには、日常生活の中で自分でできることを増やし、主体的に行動できる環境を整えることが重要とされている。wemo®バンドタイプ アクセシブルモデルは、MCIの方々が予定を自己管理し、より前向きに日常生活を送るためのサポートツールとして開発された製品である。

wemo®バンドタイプ アクセシブルモデルに関する考察

認知症当事者と介護者の声を直接反映させた本製品の開発アプローチは、ユーザビリティの向上に大きく貢献している。特に時間帯ごとの区切りやチェックボックスの実装は、記憶の補助だけでなく自立支援という観点からも効果的な機能だと評価できるだろう。

今後の課題として、シリコン素材の耐久性や文字の視認性の長期的な維持が挙げられる。定期的な製品の状態確認や、必要に応じた交換時期の目安を提供するなど、継続的なサポート体制の構築が重要になってくるだろう。

将来的には、デジタルデバイスとの連携機能の追加や、介護者とのコミュニケーションを促進する機能の実装が期待される。認知症当事者の自立支援と介護者の負担軽減を両立させる新たな取り組みとして、本製品の発展に注目が集まるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「認知症当事者・介護者と共同開発！腕に巻いて使う記憶のサポートツール「wemo®バンドタイプ アクセシブルモデル」 | 株式会社コスモテックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000030171.html, (参照 25-02-26).
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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