KLabとNetEaseがAirLabの日本展開を開始、モバイルアプリ開発の効率化と品質向上に貢献
PR TIMES より
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記事の要約
- KLabがAirLabの日本国内向け販売を開始
- NetEaseと提携し、プライベートデバイスファームを提供
- 導入サポートと伴走サービスで品質管理課題を解決
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KLabとNetEaseのAirLab販売提携によるモバイルアプリ開発効率化
KLab株式会社は、NetEase, Inc.と提携し、リモートで大量の端末の集中管理とアプリケーションテストを行えるデバイスファーム「AirLab」の日本国内向け販売を2024年8月20日に開始した。AirLabは専用のハードウェアとソフトウェアを通して、社内の端末とネットワークで完全にプライベートのデバイスファームを構築できる仕組みだ。[1]
KLabはAirLabを国内で初めて導入し、その経験を活かして導入サポートと伴走サービスを提供する。導入サポートには契約に関するサポートや設置サポートが含まれ、伴走サービスではAirLabを活用するためのノウハウや自動テストおよびテストを管理するシステムに関するノウハウを提供する。
AirLabの導入により、モバイルアプリのテストの自動化や品質の定点観測が可能になり、テスト時間の大幅な削減やリグレッションテスト、エージングテストの自動化が実現する。KLabの試算では、テストスクリプトを量産かつ同じテストを大量に実行した場合、年間で従来の外部サービスによる手動テストの10~20%のコストで同じ量のテストを実現できるという。
AirLabの主な特徴まとめ
機能 | 効果 | コスト削減 | |
---|---|---|---|
リモート管理 | 大量の端末を集中管理 | テスト時間の大幅削減 | 年間10~20%のコスト削減 |
自動化 | テストスクリプトの自動実行 | 繰り返しテストの効率化 | 手動テストと比較して大幅削減 |
品質管理 | 定点観測機能 | 継続的な品質モニタリング | 長期的な品質向上によるコスト抑制 |
多拠点共有 | リモート上での端末管理 | 柔軟な開発環境の構築 | 物理的な端末管理コストの削減 |
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デバイスファームについて
デバイスファームとは、様々な端末(スマートフォン、タブレット)を大量に保有し、リモートでアクセスして使用できるようにするためのインフラまたはサービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 多種多様な端末を一元管理できる
- リモートアクセスによる効率的なテスト環境の提供
- 自動化テストの実行が容易
AirLabはNetEase社が長年社内で運用したデバイスファームを外販したサービスである。KLabはこのAirLabを導入することで、モバイルアプリの開発規模拡大による品質管理の課題を解決しようとしている。さらに、KLabが開発したAIテスト「ゴリラテスト」を使用することで、より低コストでランダムテストが可能になるという。
AirLabに関する考察
AirLabの導入は、モバイルアプリ開発企業にとって品質管理とコスト削減の両立を可能にする点で非常に有益だ。特に、人が稼働しない時間帯でも大量の端末をリモートで同時に動かせる点や、繰り返し実行するテストのスクリプト自動化は、開発効率を大幅に向上させる可能性がある。しかし、初期導入コストや運用に必要な専門知識の習得など、新たな課題も生じる可能性があるだろう。
今後、AirLabの普及に伴い、モバイルアプリの品質向上と開発サイクルの短縮が進むことが期待される。一方で、デバイスファームの管理セキュリティや、実機テストとの適切なバランスなど、新たな問題も出てくる可能性がある。これらの課題に対しては、KLabのような先行導入企業の知見共有や、NetEaseとの継続的な技術改善が重要になるだろう。
将来的には、AIを活用したより高度な自動テスト技術との統合や、クラウドネイティブな開発環境との連携強化など、AirLabのさらなる進化が期待される。また、モバイルアプリ開発だけでなく、IoTデバイスやウェアラブル端末など、多様なデバイステストへの応用も視野に入れるべきだ。KLabとNetEaseの提携が、日本のモバイルアプリ開発業界全体の競争力向上につながることを期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「KLab、NetEaseと提携しプライベートデバイスファーム「AirLab」の日本国内向け販売を開始 | KLab株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000812.000006348.html, (参照 24-08-23).
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