Power Automate for desktopの2024年4月アップデートでUIエレメントコレクションなどの新機能が追加、自動化の利便性と拡張性が向上
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Power Automate for desktopの2024年4月アップデートに関する記事の要約
- Power Automate for desktopのバージョン2.43がリリース
- UIエレメントコレクションがパブリックプレビューで利用可能に
- Copilotによるフローの自動説明生成機能が追加
- Power Automate Premiumライセンスの自動割り当て機能が利用可能に
- SAPやExcel連携のための新しいアクションが追加
Microsoft 365 Copilotが新機能を搭載しリリース
2024年4月30日、MicrosoftはPower Automate for desktopの最新バージョン2.43をリリースした。今回のアップデートでは、UIエレメントコレクションがパブリックプレビューとして利用可能になっている。複数のユーザー間でUIエレメントを共有し、再利用可能なモジュールとしてさまざまなデスクトップフローに統合できるようになった。[1]
また、Copilotの力を借りて、ボタンを押すだけでフローの説明を自動生成できる。この機能はフローを開いてアクション内を読み込む必要がなく、フローのプロパティ内で利用可能だ。米国を拠点とする環境の仕事用または学校用アカウントのユーザーが対象となる。
さらに、Power Automate Premiumライセンスの自動割り当て機能が追加された。Microsoft 365管理センターのライセンス自動要求ポリシーにより、シートが利用可能で自動要求ポリシーが適用されている場合、メーカーに自動的にPower Automate Premiumライセンスを割り当てることができる。ライセンスを持たない組織のユーザーは、[Go premium]ボタンをクリックするとライセンスが割り当てられ、試用版プランのユーザーは製品にサインインするとライセンスが割り当てられるようになった。
加えて、SAPやExcelとの連携を強化するための新しいアクションも導入された。SAPオートメーショングループでは、SAPエレメントをクリックしたり、テキストフィールドに文字を入力したり、データを抽出したりするアクションが利用可能になった。Excelでは、ワークシート内のセルをソート、フィルターを適用・解除、空のセルを取得するアクションなどが追加された。
そのほか、セレクタービルダーウィンドウをUIやWebアクションから直接開けるようになったほか、Power Fxが有効なフローでPower Fx式を直接操作するための新しいアクションが利用可能になった。Python 3.4のサポートも追加され、「Run Python script」アクションでPython 3.4スクリプトを実行できるようになっている。
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Power Automate for desktopの今後に関する考察
Power Automate for desktopの最新アップデートは、ローコード・ノーコードの自動化ツールとしての利便性と拡張性を大きく向上させるものだ。UIエレメントコレクションの共有や再利用、Copilotによる自動説明生成、ライセンスの自動割り当てなどの機能は、開発者だけでなくビジネスユーザーにとっても自動化プロセスの構築と管理を容易にするだろう。SAPやExcelとのシームレスな連携も、企業内の多様なシステムやデータソースを統合する上で重要な意味を持つ。
一方で、自動化の普及に伴うリスクへの対策も欠かせない。たとえば、自動化フローの大規模な共有と再利用は、品質管理や変更管理の面で新たな課題をもたらす可能性がある。適切なガバナンスとベストプラクティスのガイドラインを確立し、自動化プロジェクトのライフサイクル全体を通してセキュリティと compliance を担保していく必要があるだろう。また、ローコード・ノーコードツールの導入によって、シャドーITや非公式のアプリケーション開発がさらに加速する恐れもある。IT部門とビジネス部門の緊密な連携とコミュニケーションを図り、全社的な自動化戦略の下でツールの活用を進めていくことが肝要だ。
参考サイト
- ^ Microsoft Power Automate. 「April 2024 update of Power Automate for desktop | Power Automate Blog」. https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/april-2024-update-of-power-automate-for-desktop/, (参照 24-05-28).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
- SAP. https://www.sap.com/japan/index.html
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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