REXEVとユーポスが法人向け中古EV販売サービスを開始、EVシェアリング事業での活用も

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

REXEVが法人向け中古EV販売サービスを開始
ユーポスと連携し中古EV・ガソリン車買取も実施
EVシェアリング事業での中古EV活用も開始

REXEVとユーポスの連携による法人向け中古EV販売サービス開始

株式会社REXEVは株式会社ユーポスと連携し、2024年8月より法人や自治体向けの中古電気自動車（EV）の販売および中古EV・ガソリン車の買取サービスを開始した。このサービスは、自治体や法人がEV導入を検討する際の価格の高さという課題に対し、リーズナブルな価格でEVを導入する機会を提供するものだ。^[1]

新サービスでは、中古EVを低価格で提供することでEVのリユースを促進し、中古EV市場の拡大と発展をリードすることを目指している。REXEVが推進するEVシェアリング事業においても中古EVの活用を開始するなど、多角的なアプローチでEV普及に取り組んでいる。

この取り組みの背景には、脱炭素化の具体的アクションとしてEVシフトへの期待が高まる一方で、新車EVの高価格や納車までの時間、中古EVのバッテリー劣化への不安など、EV導入に関する複数の課題が存在している。REXEVとユーポスの連携は、これらの課題に対する総合的な解決策を提供しようとするものだ。

法人向け中古EV販売サービスの概要

	販売	買取
対象車種	中古EV（ハッチバック、軽、軽バン、SUV等）	中古車（ガソリン車/EV）
特徴	新車の半額以下から提供可能	お客様所有の中古車買取
メリット	即納車可能、バッテリー保証あり	ガソリン車からEVへの乗り換え促進
提供エリア	近畿地区中心	近畿地区中心

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EVシェアリングについて

EVシェアリングとは、電気自動車を複数のユーザーで共有して利用するサービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

環境負荷の低減と資源の効率的利用
初期投資を抑えたEV利用の実現
都市部での駐車場不足問題の緩和

REXEVが推進するEVシェアリング事業では、今回の中古EV販売サービスと連携して中古EVの活用を開始する。これにより、新車EVよりも低コストでのサービス提供が可能となり、EVシェアリングの普及加速が期待される。中古EVの活用は、持続可能な交通システムの構築と循環型経済の促進に貢献する取り組みといえるだろう。

法人向け中古EV販売サービスに関する考察

REXEVとユーポスの連携による法人向け中古EV販売サービスは、EVの普及を加速させる可能性を秘めている。新車EVの高価格がEV導入の障壁となっていた自治体や法人にとって、中古EVの低価格での提供は魅力的な選択肢となるだろう。さらに、即納車が可能な点や、バッテリー保証が付くことで、導入に対する不安も軽減されると考えられる。

一方で、今後の課題としては中古EVの供給量の確保が挙げられる。現状ではEVの普及率が低いため、中古市場に出回る台数も限られている。この問題に対しては、EVリース事業との連携や、企業のEV更新サイクルの短縮化を促進するなどの対策が考えられるだろう。また、地方でのEV充電インフラの整備も重要な課題となる。

今後期待したい新機能としては、中古EVのバッテリー状態をリアルタイムで確認できるシステムの導入が挙げられる。これにより、購入者はより安心して中古EVを選択できるようになるだろう。また、中古EVを活用したカーシェアリングサービスの拡大も、EVの普及と持続可能な交通システムの構築に大きく貢献する可能性がある。