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GitLabがAIアドオン機能GitLab Duo Enterpriseを一般提供開始、DevSecOpsチームの効率向上に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • GitLab Duo Enterpriseの一般提供を発表
  • エンドツーエンドのAI機能を全ステージに提供
  • Gartner Magic QuadrantでAIコードアシスタント部門のリーダーに選出

GitLab Duo Enterpriseの一般提供開始とAI機能の強化

GitLabは、ソフトウェア開発ライフサイクル全体でDevSecOpsチームをサポートするエンドツーエンドのAIアドオン機能、GitLab Duo Enterpriseの一般提供を2024年8月28日に発表した。GitLab Ultimateプランのユーザーは、月額39ドルでこのアドオンを利用できるようになっている。マルチテナントSaaS、シングルテナントSaaS、セルフマネージドなど、すべてのデプロイオプションで使用可能だ。[1]

GitLab Duo Enterpriseは、ソフトウェア開発ライフサイクルの全ステージにわたりAI機能を提供し、組織におけるセキュアなソフトウェア開発の加速を支援する。Gartner社の2024 Magic Quadrantで新設されたAIコードアシスタント部門においてGitLabがリーダーの1社として評価されたことは、同社のAI技術の高さを示している。

GitLabの2024年版グローバルDevSecOpsレポートによると、開発者が新しいコードを書く時間は業務時間全体の4分の1未満であることが明らかになった。GitLab Duo Enterpriseの活用により、コード作成以外の業務でも効率性を改善できる可能性がある。組織におけるAIの主なメリットとして、生産性の向上、デプロイの迅速化、精度とセキュリティの改善が挙げられている。

GitLab Duo Enterpriseの主要機能まとめ

GitLab Duo Pro GitLab Duo Enterprise
コード生成とコード補完 対応 対応
コードリファクタリング 対応 対応
組織的なユーザーコントロール 対応 対応
脆弱性の説明と修正 非対応 対応
根本原因分析(RCA) 非対応 対応
AIインパクトダッシュボード 非対応 対応

DevSecOpsについて

DevSecOpsとは、開発(Development)、セキュリティ(Security)、運用(Operations)を統合したソフトウェア開発のアプローチを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • セキュリティを開発プロセスの早期段階から組み込む
  • 自動化ツールを活用してセキュリティチェックを継続的に実施
  • 開発、セキュリティ、運用チームの連携を強化

GitLab Duo Enterpriseは、このDevSecOpsの実践を支援するツールとして位置づけられている。AIを活用することで、コード生成から脆弱性の検出、修正提案まで、開発ライフサイクル全体でセキュリティを確保しつつ、効率的な開発を可能にする。これにより、組織はより安全で高品質なソフトウェアを迅速に提供できるようになる。

GitLab Duo Enterpriseに関する考察

GitLab Duo Enterpriseの導入により、開発者の生産性向上と同時にセキュリティの強化が期待できる点が大きな利点だ。AIによるコード生成や補完、リファクタリング支援は、開発者の作業効率を大幅に向上させる可能性がある。また、脆弱性の自動検出と修正提案機能は、セキュリティ対策の迅速化と品質向上に貢献するだろう。

一方で、AIの過度な依存によるコードの画一化や、人間の開発者のスキル低下といった問題が起こる可能性も考えられる。これらの課題に対しては、AIツールを補助的に活用しつつ、人間の創造性や問題解決能力を重視する開発文化の醸成が重要になるだろう。また、AIが生成したコードの品質や安全性を継続的に監視し、必要に応じて人間が介入できる体制を整えることも求められる。

今後は、より高度な自然言語理解や、プロジェクト固有の要件やコーディング規約に基づいたカスタマイズ可能なAI機能の追加が期待される。さらに、GitLab Duo EnterpriseがDevSecOps全体のプロセスを最適化し、開発からデプロイまでのサイクルタイムをさらに短縮できるよう、継続的な機能拡張と改善が行われることを期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「GitLab Duo Enterpriseの一般提供を発表 | GitLab Inc.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000056974.html, (参照 24-08-29).

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