BIPROGYがフードロス削減BOX「ZERO」を本社ビルに導入、従業員の福利厚生とCO2削減に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

BIPROGYがフードロス削減BOX「ZERO」を導入
従業員の福利厚生とCO2削減貢献量の可視化が目的
ZERO BOXは全国で累計101台設置済み

BIPROGYがフードロス削減BOX「ZERO」を本社ビルに導入

ZERO株式会社は、フードロス削減BOX「ZERO」をBIPROGY株式会社の本社ビル1階に設置した。この導入は、BIPROGY社従業員の福利厚生の充実と、フードロス削減によるCO2削減貢献量の可視化を目的としている。ZEROは「地球上の貧困をゼロにする」というビジョンのもと、フードロス削減を図るビジネスサービス「ZERO」を運営しているのだ。^[1]

ZERO BOXは、食品メーカーなどから仕入れたフードロスを従業員に提供するサービスだ。導入企業はZERO BOXの活用によって生まれるCO2削減貢献量を外部に発信することで、SDGsの取り組みを実現できる。現在、ZERO BOXは全国の駅や商業施設、オフィスなどに累計101台が設置されており、一般消費者や導入企業の従業員に利用されている。

BIPROGYは、気候変動などの環境課題解決に対する企業への期待や需要の高まりを見通し、持続可能な社会の実現に向けてデジタル技術を活用した新たな価値創造と社会課題解決に取り組んでいる。ZERO BOXの導入により、フードロスとCO2削減などの社会課題の解決と、従業員へのSDGsの周知啓発や従業員満足度の向上の両立を目指している。

ZERO BOXの特徴まとめ

項目	詳細
運営会社	ZERO株式会社
主な目的	フードロス削減、CO2削減貢献量の可視化
設置場所	駅、商業施設、オフィスなど
累計設置台数	101台
利用者	一般消費者、導入企業の従業員
企業メリット	SDGsの取り組み実現、従業員満足度向上

BIPROGY株式会社の公式サイトはこちら

フードロスについて

フードロスとは、本来食べられるにもかかわらず廃棄される食品のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

生産・流通・消費の各段階で発生する食品廃棄物
環境負荷の増大や資源の無駄遣いにつながる社会問題
SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」に関連する重要課題

ZERO BOXは、このフードロス問題に取り組むソリューションの一つだ。食品メーカーから仕入れたフードロスを企業の従業員に提供することで、廃棄される食品を減らし、同時にCO2削減にも貢献している。BIPROGYのような企業がこうしたサービスを導入することで、社会全体でのフードロス削減の取り組みが加速することが期待される。

ZERO BOXのBIPROGY導入に関する考察

ZERO BOXのBIPROGY本社ビルへの導入は、企業の社会的責任（CSR）と従業員満足度向上を両立させる取り組みとして評価できる。フードロス削減という社会課題に対する具体的なアクションを起こすことで、BIPROGYは環境に配慮した企業としてのイメージ向上にも繋がるだろう。また、従業員にとっては、日常的にSDGsに関わる機会が増えることで、社会課題への意識が高まることが期待できる。

一方で、今後の課題としては、ZERO BOXの利用率の維持向上が挙げられる。新しい取り組みへの従業員の関心が時間とともに薄れる可能性もあるため、継続的な啓発活動や利用促進キャンペーンなどが必要になるだろう。また、フードロス削減効果の定量的な測定と可視化も重要だ。CO2削減貢献量を具体的な数値で示すことで、取り組みの成果を社内外に明確に伝えることができる。

今後、ZERO BOXの機能拡張も期待したい。例えば、AIを活用した需要予測機能を追加することで、より効率的なフードロス削減が可能になるかもしれない。また、他社や地域コミュニティとの連携を強化し、フードロス削減の輪を広げていくことも重要だ。BIPROGYの取り組みが、企業におけるフードロス対策のロールモデルとなり、社会全体の持続可能性向上に貢献することを期待したい。