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ESRが大阪に初のデータセンターOS1を竣工、AIとクラウド需要に対応した大規模施設が2025年5月に稼働開始

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ESRが大阪に初のデータセンターOS1を竣工、AIとクラウド需要に対応した大規模施設が2025年5月に稼働開始

PR TIMES より


記事の要約

  • ESRがデータセンター「OS1」を竣工
  • 大阪市住之江区に位置し受電容量25MW
  • 2025年5月稼働開始予定のAI対応施設

ESRコスモスクエアデータセンターOS1の竣工と特徴

ESR株式会社は大阪府大阪市住之江区に初のデータセンター「ESRコスモスクエアデータセンターOS1」を2024年8月28日に竣工した。このデータセンターは3棟構成のキャンパス型で、第1期「OS1」は受電容量25MWを備え、大手クラウドサービスプロバイダーを含むハイパースケーラーをメインターゲットとしている。[1]

OS1は8つのデータホール(合計面積5,950㎡)を備え、各データホールには336ラック、合計2,688ラックを予定している。ESRは物流施設開発で培った「HUMAN CENTRIC DESIGN.」という開発理念をデータセンターにも展開し、緑豊かで温もりを感じるエントランスホールやバーカウンターを備えたリフレッシュエリアなど、働く人や訪れる人にとって魅力的な施設を目指した。

ESRはESG(環境・社会・ガバナンス)を経営の核とし、「ESG2030ロードマップ」に沿ってサステナビリティ経営の高度化を進めている。OS1はLEEDゴールド認証の取得を目指し、高効率の冷却システムや再生可能エネルギーの利用によるグリーン化、省エネのデジタル機器の採用などCO2排出量削減にも積極的に取り組んでいる。年間平均PUEは1.3以下を目指している。

ESRコスモスクエアデータセンターOS1の特徴まとめ

項目 詳細
所在地 大阪府大阪市住之江区
敷地面積 8,146㎡
延床面積 23,922㎡
階数・構造 5階建て・鉄骨造 基礎免震構造
受電容量 25MW
データホール数・合計面積 8・5,950㎡
サーバーラック数 2,688ラック
竣工日 2024年8月28日
サービス開始予定日 2025年5月
ESRコスモスクエアデータセンターOS1の紹介ビデオはこちら

PUEについて

PUE(Power Usage Effectiveness)とは、データセンターの電力使用効率を示す指標のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • データセンター全体の消費電力をIT機器の消費電力で割った値
  • 数値が小さいほど電力使用効率が高いことを示す
  • 理想的なPUEは1で、IT機器以外の電力消費がない状態を意味する

ESRコスモスクエアデータセンターOS1では、高効率の冷却システムや再生可能エネルギーの利用、省エネのデジタル機器の採用などにより、年間平均PUEを1.3以下に抑えることを目指している。これはデータセンターの環境性能の高さを示すものであり、ESRのESG経営方針に沿った取り組みの一環となっている。

ESRコスモスクエアデータセンターOS1に関する考察

ESRコスモスクエアデータセンターOS1の竣工は、日本のデータセンター市場に新たな選択肢を提供する重要な出来事だ。特に、大阪という戦略的な立地と最新の技術を組み合わせることで、クラウドサービスプロバイダーやAI関連企業のニーズに応える高性能な施設となる可能性が高い。ただし、今後の課題としては、安定した電力供給の確保や、急速に進化するAI技術への対応が挙げられるだろう。

これらの課題に対する解決策として、再生可能エネルギーの更なる活用や、AIワークロードに特化した冷却システムの開発などが考えられる。また、今後の新機能としては、エッジコンピューティング向けの専用エリアの設置や、量子コンピューティングに対応可能な設備の導入なども期待したい。ESRには、技術革新のスピードに合わせて柔軟に施設をアップグレードしていく姿勢が求められるだろう。

長期的な展望としては、ESRコスモスクエアデータセンターOS1が日本のデジタルインフラ強化に貢献し、国際競争力の向上につながることが期待される。同時に、環境に配慮した運営を通じて、持続可能なデータ社会の実現にも寄与するだろう。今後、OS1の成功を足がかりに、ESRがアジア太平洋地域全体でデータセンター事業を拡大し、デジタル経済の発展を支える重要なプレイヤーとなることに期待が高まる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ESR初のデータセンター「ESRコスモスクエア データセンターOS1」竣工 | ESR株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000077840.html, (参照 24-09-01).

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