レシップがツーリズムEXPOジャパンに出展、QUICK TRIPとLECIP CMPで観光DXソリューションを提案

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

レシップがツーリズムEXPOジャパンに出展
QUICK TRIPとLECIP CMPを展示
インバウンド集客とオーバーツーリズム対策を提案

レシップのツーリズムEXPOジャパン出展で観光DXソリューションを提案

レシップ株式会社は、2024年9月26日から27日に東京ビッグサイトで開催されるツーリズムEXPO ジャパンのトラベルソリューション展に出展する。同社は、観光・イベント向けモバイルチケットシステム「QUICK TRIP」とワンストップDXプラットフォーム「LECIP CMP」を展示し、インバウンド集客とオーバーツーリズム対策に関する課題解決を提案する。^[1]

「QUICK TRIP」は、多言語対応やソーシャルログイン対応、ダウンロード不要の特徴を持つWEBアプリ型モバイルチケットシステムだ。オーバーツーリズム対策として、ダイナミックプライシングや施設入場券のセット券販売、周遊チケットの企画が容易に行える。また、LECIP CMPを活用したデジタルサイネージによる観光地情報発信で、観光客の分散化も図れる。

展示会は東京ビッグサイトの東展示棟東6ホール TS-036で行われ、開催時間は両日とも10:00から18:00までとなっている。レシップは、これらのソリューションを通じて、インバウンド観光客の利便性向上と、地域の観光課題解決を同時に実現することを目指している。

QUICK TRIPとLECIP CMPの主な特徴

	QUICK TRIP	LECIP CMP
主な機能	モバイルチケット発行・販売・管理	デジタルコンテンツ制作・配信
対応言語	6言語（日・英・中（簡・繁）・韓・越・タイ）	記載なし
特徴	ダウンロード不要、ソーシャルログイン対応	チケット発行とデジタルサイネージ配信の一元管理
オーバーツーリズム対策	ダイナミックプライシング、セット券販売	デジタルサイネージによる観光客分散

展示会の詳細はこちら

ダイナミックプライシングについて

ダイナミックプライシングとは、需要と供給のバランスに応じて価格を変動させる価格設定戦略のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

需要に応じてリアルタイムで価格を調整
混雑時の価格上昇による需要の分散
閑散期の価格低下による需要の喚起

観光地におけるダイナミックプライシングは、オーバーツーリズム対策として効果的だ。QUICK TRIPでは、この機能を活用することで、観光地の混雑状況に応じて入場料や施設利用料を変動させることができる。これにより、観光客の時間的・空間的分散を促し、観光地の持続可能な発展に寄与することが期待される。

レシップのツーリズムEXPOジャパン出展に関する考察

レシップのQUICK TRIPとLECIP CMPは、インバウンド観光の課題解決に大きな可能性を秘めている。特に多言語対応とソーシャルログイン機能は、外国人観光客の利便性を大幅に向上させるだろう。一方で、これらのシステムの導入には、観光地側の理解と協力が不可欠であり、スムーズな実装のための教育やサポート体制の構築が今後の課題となる可能性がある。

オーバーツーリズム対策としてのダイナミックプライシングは、観光客の分散に効果的だが、過度な価格変動は観光客の不満を招く恐れもある。この問題に対しては、AIを活用した最適な価格設定アルゴリズムの開発や、価格変動の理由を明確に説明する仕組みの導入が解決策として考えられる。今後は、地域の特性や観光客の行動パターンを詳細に分析し、よりきめ細かな対応が可能なシステムへの進化が期待される。

また、LECIP CMPを活用したデジタルサイネージによる情報発信は、観光客の行動に大きな影響を与える可能性がある。今後は、リアルタイムの混雑情報や隠れたスポット情報など、より付加価値の高いコンテンツを提供することで、観光客の満足度向上と地域経済の活性化につながるだろう。レシップには、これらのテクノロジーを通じて、持続可能な観光のモデルケースを創出することが期待される。