西東京バスがAI活用の忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入、8月13日よりLINEでの24時間お問い合わせが可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

西東京バスがAI活用の忘れ物検索サービスを導入
LINEでの24時間お問い合わせが可能に
8月13日よりサービス開始予定

西東京バスがAI活用の忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入

西東京バス株式会社は、AIを活用した忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」の導入を2024年8月13日（火）より開始すると発表した。このサービスは株式会社findが提供するもので、LINEを通じて24時間お忘れ物の問い合わせが可能になる。京王電鉄株式会社の「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」から生まれたサービスであり、実証実験では落とし物返却率が約3倍になる結果が確認されている。^[1]

導入の背景には、現状の電話での問い合わせにおける検索時間の長さや、特に傘などの類似品の照合に時間を要することがあった。新サービスでは、LINEを入口としたAIによる高速検索システムにより、ストレスフリーなお問い合わせを実現する。対象となるのは、西東京バスの運行する路線バス・高速バスでお預かりしたお忘れ物だ。

さらに、遺失物対応を行うスタッフ向けの業務用アプリも導入され、お忘れ物にかかわる業務負担の軽減も図られる。京王電鉄は、京王グループのLINEによるお客さまからのお忘れ物のお問い合わせをサポートし、これはグループ内での事業間の垣根を超えた初の取り組みとなる。将来的には「どの施設に忘れたかわからない」といった問い合わせにも対応していく構想だ。

「落とし物クラウドfind」サービスの概要

項目	詳細
サービス導入日	2024年8月13日（火）
ご利用時間	全日9:00～19:00（19:00～9:00は自動応答による受付のみ）
対象のお忘れ物	西東京バスの運行する路線バス・高速バスでお預かりしたお忘れ物
ご利用方法	専用のLINEアカウント（ID：@nisitokyobus_find）宛てにお問い合わせ
主な特徴	AIによる高速検索、24時間お問い合わせ可能、業務用アプリの導入

西東京バスの公式サイトはこちら

落とし物クラウドfindについて

落とし物クラウドfindとは、AIを活用して忘れ物の検索と返却を効率化するサービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

LINEを通じた24時間お問い合わせ対応
AIによる高速検索システムの導入
遺失物管理から返却までのワンストップサービス

このサービスは、京王電鉄の「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」から生まれたもので、実証実験では落とし物返却率が約3倍になる結果が確認されている。常に最先端の技術を取り入れ、様々なサービスと連携することで利便性の向上を図っており、鉄道会社や商業施設、テーマパークなど、多くの人が集まる場所での忘れ物対策に貢献している。

西東京バスの「落とし物クラウドfind」導入に関する考察

西東京バスによる「落とし物クラウドfind」の導入は、顧客サービスの向上と業務効率化の両面で大きな意義がある。24時間LINEでの問い合わせ対応が可能になることで、利用者の利便性が大幅に向上し、特に若年層や夜間利用者にとっては大きなメリットとなるだろう。また、AIによる高速検索システムの導入により、従来の電話対応での時間のかかる検索プロセスが改善され、より迅速な対応が可能になると考えられる。

一方で、新システムの導入に伴う課題も予想される。例えば、AIの精度向上や誤認識への対応、個人情報の取り扱いに関するセキュリティ対策などが重要になってくるだろう。これらの課題に対しては、定期的なシステムの更新やスタッフへの教育、厳格なデータ管理ポリシーの策定などが解決策として考えられる。また、高齢者など新しい技術に不慣れな利用者への配慮も必要だ。

今後の展開としては、他の交通機関や公共施設との連携拡大が期待される。例えば、鉄道やタクシー、商業施設など、移動に関連する様々なサービスと連携することで、より広範囲な忘れ物検索が可能になるだろう。また、AIの学習データが蓄積されることで、忘れ物の傾向分析や予防策の提案など、新たな付加価値サービスの創出も期待できる。