資生堂ジャパンと札幌市がウェルネスパートナー協定を締結、化粧のちからで市民の健康寿命延伸を目指す

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 資生堂ジャパンと札幌市がウェルネスパートナー協定を締結
  • 化粧のちからを通じて市民の健康寿命延伸を目指す
  • 健康づくりの啓発や情報発信で連携を強化

資生堂ジャパンと札幌市が健康寿命延伸に向けた協定を締結

資生堂ジャパン株式会社は札幌市と「さっぽろウェルネスパートナー協定」を2024年9月5日に締結した。この協定は両者が連携し「化粧のちから」を通じて札幌市民の健康寿命の延伸に向けた取り組みを推進することを目的としている。資生堂の研究では化粧による高齢者のQOL向上効果が示されており今回の協定はその知見を活かした取り組みだ。[1]

資生堂は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」のもとダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を経営戦略の柱と位置づけている。多様な美の価値観の啓発やジェンダー平等のための教育支援など積極的に実践しており今回の協定もその一環として捉えることができるだろう。

札幌市は「誰もが幸せを感じながら生活し生涯現役として活躍できること。身体的・精神的・社会的に健康であること」を「ウェルネス」と定義している。本協定を通じ資生堂と札幌市が健康づくりに関する啓発・情報発信など様々な面で連携することにより市民のより一層の健康的な生活の実現を図ることを目指している。

資生堂ジャパンと札幌市のウェルネスパートナー協定の概要

項目 詳細
協定名 さっぽろウェルネスパートナー協定
締結日 2024年9月5日
締結者 資生堂ジャパン株式会社、札幌市
目的 札幌市民の健康寿命の延伸
主な連携・協力事項 1.札幌市民の健康寿命の延伸に資する取組
2.健康寿命延伸に取り組む札幌市内の企業・団体の活動の促進に資する取組
3.札幌市健康づくり基本計画「健康さっぽろ21」の推進に資する取組
資生堂の取り組み いきいき美容教室、ADL向上のための整容講座、がん外見ケアセミナー、ガイドメイクセミナーなど

健康寿命について

健康寿命とは、人々が健康上の問題や日常生活動作の制限なく生活できる期間のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 単なる寿命ではなく、自立して健康に生活できる期間を重視
  • 高齢化社会における重要な指標の一つ
  • 個人の生活の質(QOL)と密接に関連

資生堂の研究では、化粧が高齢者のQOL向上に寄与することが示されている。具体的には、化粧をすることで認知症の周辺症状が緩和されたり、要介護者のADL(日常生活動作)が向上したりする効果が期待できるとのことだ。このような科学的知見に基づいた取り組みが、今回の札幌市との協定の基盤となっている。

資生堂と札幌市の協定に関する考察

資生堂と札幌市の協定は、企業の専門性と自治体の公共性を組み合わせた画期的な取り組みだ。化粧品会社の知見を健康増進に活用する視点は斬新であり、高齢化社会における新たなアプローチとして注目に値する。一方で、化粧を通じた健康増進の効果を科学的に検証し、その結果を広く公開していくことが重要だろう。

今後の課題として、協定の効果を定量的に測定する指標の確立が挙げられる。健康寿命の延伸は長期的な取り組みが必要であり、短期的な成果を示すことは難しい。そのため、中間的な指標を設定し、定期的に進捗を確認する仕組みが必要だ。例えば、化粧セミナーの参加者数や参加者の生活満足度の変化などを追跡することが考えられる。

将来的には、この協定モデルを他の自治体にも展開することが期待される。資生堂はすでに山形市や栃木県とも同様の協定を結んでおり、全国展開の素地はある。各地域の特性に合わせてプログラムをカスタマイズしつつ、効果的な取り組みを全国に広げていくことで、日本全体の健康寿命延伸に貢献できる可能性がある。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「資生堂ジャパン、札幌市と「さっぽろウェルネスパートナー協定」を締結 | 株式会社資生堂のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002708.000005794.html, (参照 24-09-07).

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