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SECURITY

公開：2024-09-12

Criminal IPとIPLocation.ioが連携、IPアドレスの脅威インテリジェンス提供でサイバーセキュリティ強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Criminal IPがIPLocation.ioと連携
• IPアドレスの脅威インテリジェンスを提供
• リアルタイムで危険レベルなどを表示

Criminal IPとIPLocation.ioの連携でIP脅威情報が充実

AI SPERA社のCTIプラットフォーム「Criminal IP」は、グローバルIPアドレス照会ツール「IPLocation.io」と連携し、IPアドレスに関する脅威インテリジェンスの提供を開始した。この連携により、IPアドレスの位置情報や匿名IPの使用有無、インバウンド・アウトバウンドの危険レベルなどがリアルタイムで表示されるようになった。^[1]

IPLocation.ioは、IPv4とIPv6およびドメインの地理的位置情報を提供する無料のIPアドレス照会ツールである。今回の連携により、単純な位置情報だけでなく、Criminal IPが収集・分析した包括的な脅威データが利用可能となった。これにより、ユーザーはIPアドレスに関するより詳細で有用な情報を得ることが可能になった。

Criminal IPは、この連携を通じてグローバルな脅威インテリジェンス市場での存在感を高めている。同社は既にCisco、Tenable、VirusTotalなど40以上のグローバルサイバーセキュリティ企業と連携しており、技術力とデータの鮮度を認められている。また、最近ではOSINTおよびサイバー調査プラットフォーム「Maltego」ともAPI統合を実現し、デジタルプロファイリングのデータソースとしても活用されている。

Criminal IPとIPLocation.ioの連携機能まとめ

CTI（Cyber Threat Intelligence）について

CTI（Cyber Threat Intelligence）とは、サイバー脅威に関する情報を収集・分析し、組織のセキュリティ対策に活用するための情報のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 多様な情報源から脅威データを収集・分析
• リアルタイムでの脅威検知と対応を支援
• 組織のセキュリティ戦略の策定に貢献

Criminal IPは、CTIプラットフォームとしてIPアドレスに関する詳細な脅威情報を提供している。IPLocation.ioとの連携により、ユーザーはより簡単にIPアドレスの危険性を評価できるようになった。これは、インターネット上の脅威からの防御を強化し、組織のサイバーセキュリティ対策の向上に貢献する重要な取り組みといえる。

Criminal IPとIPLocation.ioの連携に関する考察

Criminal IPとIPLocation.ioの連携は、サイバーセキュリティ分野における情報共有と協力の重要性を示す好例だ。この連携により、ユーザーはIPアドレスに関するより包括的な情報を簡単に入手できるようになり、潜在的な脅威をより早く、より正確に特定できるようになった。しかし、このような詳細な情報が広く利用可能になることで、プライバシーの懸念が生じる可能性もある。

今後の課題としては、提供される情報の精度と更新頻度の維持が挙げられる。サイバー脅威の状況は刻々と変化するため、常に最新かつ正確な情報を提供し続けることが重要だ。また、大量のデータ処理に伴う負荷の増大や、誤検知によるアドレスの誤った評価といった技術的な課題にも注意を払う必要がある。これらの問題に対しては、AI技術の活用や他のセキュリティプロバイダーとの更なる連携が解決策となり得るだろう。

将来的には、この連携をベースに、より多様な脅威インテリジェンスソースを統合し、より包括的なセキュリティ情報プラットフォームへと発展することが期待される。また、機械学習やAIを活用した予測分析機能の追加や、ユーザーフレンドリーなダッシュボードの開発など、より高度で使いやすいツールへの進化が望まれる。Criminal IPとIPLocation.ioの連携は、サイバーセキュリティエコシステムの強化に向けた重要な一歩と言えるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Criminal IP、グローバルIPアドレス照会ツール「IPLocation.io」に脅威インテリジェンスを連動する | AI Spera Inc.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000107315.html, (参照 24-09-12).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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