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公開：2024-09-14

KRAFTONがSpoon Labsに1,200億ウォン出資、短編ドラマプラットフォーム「Vigloo」でグローバル展開加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• KRAFTONが短編ドラマプラットフォーム「Spoon Labs」に1,200億ウォン出資
• Spoon Labsの「Vigloo」が7言語対応の短編ドラマサービスを展開
• 年末までに120以上の短編ドラマコンテンツをリリース予定

KRAFTONによるSpoon Labsへの大規模投資

KRAFTONは短編ドラマプラットフォーム企業Spoon Labsに1,200億ウォンの株式投資を実施した。この投資はKRAFTONの非ゲーム領域への多角化投資としては最大規模となっている。Spoon Labsは既存のオーディオプラットフォーム「スプーン」の開発・運営企業であり、今回の投資を受けて短編ドラマ事業に本格参入した。^[1]

Spoon Labsが展開する短編ドラマプラットフォーム「Vigloo」は、2分程度の短編ドラマを専門とするオンライン動画サービスだ。既存のグローバルOTT企業と同様に、各国の特性に合わせたコンテンツキュレーション機能を備えている。サービスは韓国語、英語、日本語、中国語（繁体字）、スペイン語、タイ語、インドネシア語の7言語に対応しており、グローバル展開を視野に入れている。

KRAFTONはSpoon Labsの安定したプラットフォーム技術力とグローバルサービスの成功経験を高く評価している。また、短編ドラマ市場の成長可能性や新しいIPの確保、既存事業とのシナジーに注目して投資を決定した。Spoon Labsは年末までに120以上の短編ドラマコンテンツをリリースする予定であり、日本と米国市場への進出も計画している。

Spoon Labsの短編ドラマサービス「Vigloo」の特徴

OTTについて

OTTとは「Over The Top」の略称で、インターネットを通じて映像コンテンツを配信するサービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来のテレビ放送とは異なり、インターネット経由でコンテンツを提供
• スマートフォンやタブレット、PCなど様々なデバイスで視聴可能
• ユーザーの視聴履歴に基づいたパーソナライズされたコンテンツ推奨

Viglooは短編ドラマに特化したOTTサービスとして、既存のグローバルOTT企業と同様のコンテンツキュレーション機能を備えている。7言語対応や各国の特性に合わせたサービス展開により、グローバル市場での競争力を高めている。短編ドラマという新しいフォーマットを通じて、OTT市場に新たな価値を提供することが期待されている。

KRAFTONのSpoon Labs投資に関する考察

KRAFTONによるSpoon Labsへの大規模投資は、ゲーム企業の事業多角化戦略として注目に値する。短編ドラマ市場は中国を中心に急成長しており、KRAFTONはこの成長市場に早期参入することで、新たな収益源の確保を目指していると考えられる。また、Spoon Labsのグローバルサービスの経験を活用することで、短期間でのグローバル展開が可能になるだろう。

一方で、短編ドラマ市場は競争が激化しており、コンテンツの質と量の両面で他社との差別化が課題となる可能性がある。また、各国の文化や規制に対応したコンテンツ制作・配信体制の構築も必要だ。これらの課題に対しては、KRAFTONのゲーム事業で培ったIP創出ノウハウや、グローバル展開の経験を活かすことが解決策となるだろう。

今後、Viglooには独自のインタラクティブ要素や、ゲームとの連携機能などKRAFTONの強みを活かした新機能の追加が期待される。また、短編ドラマとゲームIPの相互活用による相乗効果も見込める。KRAFTONとSpoon Labsの協業により、エンターテインメント業界に新たな潮流が生まれる可能性があり、今後の展開から目が離せない。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「KRAFTON、短編ドラマプラットフォーム「Spoon Labs」に出資 | KRAFTON JAPAN株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000230.000082433.html, (参照 24-09-14).

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