SCIM(System for Cross-domain Identity Management)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

SCIM(System for Cross-domain Identity Management)とは

SCIMはSystem for Cross-domain Identity Managementの略称で、アイデンティティ情報を交換するためのプロトコルです。SCIMは、異なるドメイン間でユーザー情報を統合管理するための仕様を定義しています。

SCIMは、RESTfulなAPIを使用してユーザー情報の作成、読み取り、更新、削除(CRUD)操作を行うことができます。これにより、異なるシステム間でのユーザー情報の同期が容易になるのです。

SCIMは、JSON形式でデータをやり取りします。これにより、異なるプログラミング言語やプラットフォーム間での相互運用性が確保されているのです。

SCIMは、OAuth 2.0やOpenID Connectなどの認証・認可プロトコルと併用することで、セキュアなアイデンティティ管理を実現できます。これらのプロトコルを組み合わせることで、SSO(シングルサインオン)などの機能を実装することが可能になります。

SCIMは、クラウドサービスやエンタープライズシステムにおけるアイデンティティ管理の標準として広く採用されています。代表的なSCIM対応サービスとしては、Google Apps、Salesforce、Oktaなどが挙げられるでしょう。

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