パーソルP&Tが江東区立豊洲北小学校で特別プログラミング授業を実施、3・4年生340名が参加しICT教育を体験

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

パーソルP&Tが小学生向けプログラミング授業を実施
江東区立豊洲北小学校で3・4年生340名が参加
アンプラグド教材や迷路教材でプログラミングを学習

パーソルP&Tによる小学生向けプログラミング特別授業の詳細

パーソルプロセス＆テクノロジー株式会社（パーソルP&T）は、江東区立豊洲北小学校の3年生・4年生児童約340名を対象に「プログラミング特別授業」を開催した。この取り組みは、社会・地域への貢献活動の一環として2019年から継続的に行われている教育現場への支援の一つだ。小学校でのICT環境整備が進む中、教育現場からの支援要請に応える形で実施された。^[1]

授業内容は学年によって異なり、3年生はアンプラグド教材（カード）を使用して朝の支度の行動を順番に並べ替える体験を通じてプログラミング的思考を学んだ。4年生は実際にタブレットを使用し、オリジナルの迷路教材を用いてマスコットをゴールに導くためのプログラミングに取り組んだ。これらの活動を通じて、子どもたちはプログラミングの基礎知識と論理的思考を身につける機会を得た。

参加した児童からは、「繰り返しのブロックを使えば長いプログラムも簡単に書けることが分かった」「プログラミングでは答えが複数存在することを知った」などの感想が寄せられた。パーソルP&Tは今後も、子どもたちがテクノロジーを身近に体感できる活動を推進し、未来のデジタル人材育成を支援していく方針だ。

	3年生向け授業	4年生向け授業
使用教材	アンプラグド教材（カード）	タブレット、オリジナル迷路教材
学習内容	プログラミング的思考	プログラミングの基礎知識
具体的な活動	朝の支度の行動を順番に並べ替え	マスコットをゴールに導くプログラミング

プログラミング的思考とは

プログラミング的思考とは、コンピュータプログラミングの考え方を用いて問題解決を行う思考法のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

物事を論理的に考え、順序立てて整理する能力
複雑な問題を小さな部分に分解して考える分析力
反復や条件分岐を用いて効率的な解決策を見出す創造力

プログラミング的思考は、単にコンピュータプログラムを作成するスキルだけでなく、日常生活のさまざまな場面で活用できる汎用的な問題解決能力を育成することを目的としている。この思考法を身につけることで、子どもたちは複雑な課題に対しても体系的にアプローチし、効率的な解決策を見出す力を養うことができる。また、デジタル社会において必要不可欠なスキルとして、将来的な職業選択の幅を広げることにもつながるだろう。

小学生向けプログラミング教育に関する考察

小学生向けプログラミング教育の普及に伴い、今後は教材やカリキュラムの質の格差が問題となる可能性がある。学校や地域によって提供される教育内容に差が生じれば、子どもたちの学習機会の不平等につながりかねない。また、急速なテクノロジーの進化に教育内容が追いつかず、実社会のニーズとのギャップが生じる懸念もあるだろう。

今後追加してほしい新機能として、オンラインでの遠隔授業や、AIを活用した個別最適化学習システムの導入が挙げられる。これにより、地理的制約を超えた学習機会の提供や、子どもたち一人一人の理解度に合わせた効果的な指導が可能になると考えられる。また、プログラミング教育と他の教科との連携を強化し、より実践的で総合的な学習体験を提供することも重要だ。

今後に期待したいのは、プログラミング教育を通じて培われる論理的思考力や創造性が、子どもたちの将来的な職業選択や社会参画にどのような影響を与えるかの長期的な追跡調査だ。また、産学連携をさらに強化し、最新のテクノロジーや実務経験を持つ専門家が教育現場に関わる機会を増やすことで、より実践的で魅力的なプログラミング教育が実現することを期待したい。