レアジョブ、企業のCEFR導入状況を調査、グローバル人材育成の新トレンドが明らかに
PR TIMES より
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記事の要約
- CEFRの企業導入が急増、65%が過去3年以内に導入
- スピーキング力重視へシフト、人事評価基準として定着
- 研修効果測定や配属・昇進基準として幅広く活用
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レアジョブ、グローバル人材の評価基準に関する調査結果を発表
株式会社レアジョブの法人向け事業子会社である株式会社プロゴスは、グローバル人材育成に取り組む企業101社を対象に、CEFR(セファール)の導入状況に関する調査結果を2024年10月2日に発表した。この調査は、大企業を中心とした日本企業におけるCEFRの導入状況と利用実態を把握し、今後のグローバル人材育成のトレンドを明らかにすることを目的としている。[1]
調査結果によると、企業の英語力評価基準が「リスニング・リーディング力」から「スピーキング力」へシフトしていることが確認された。特に過去3年以内にCEFRを導入した企業が65%に達しており、研修の効果測定や配属、昇進・昇格の基準としても広く活用されるなど、企業の人事評価基準のひとつとしてCEFRが急速に定着していることが判明した。
CEFRの導入理由として最も多かったのは「会話力を重要視している」で、全体の約60%を占めた。これは企業が求める英語力が「リスニング・リーディング力」から「スピーキング力」へとシフトしていることを示している。また、CEFRの利用用途としては「研修の効果測定」が全体の約7割と最も多く、次いで「配属」や「昇進・昇格の評価基準」としての利用が続いた。
CEFRの企業導入状況まとめ
導入時期 | 導入理由 | 主な利用用途 | |
---|---|---|---|
特徴 | 65%が過去3年以内 | 会話力重視(約60%) | 研修効果測定(約70%) |
業界 | 製造業が約60% | グローバル展開企業 | 配属、昇進・昇格基準 |
今後の動向 | 導入企業増加傾向 | TOEIC®L&Rからの移行 | 人事評価への活用拡大 |
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CEFRについて
CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languagesの略称で、言語能力をレベル別に評価する世界標準の基準のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 日本語や英語を含む40の言語に対応
- 実際にどんなことができるかをCAN-DOで示す
- 多国籍企業や国際的な組織で広く採用される
CEFRは知識ではなく実践的な言語能力を評価する基準として、グローバルなビジネスシーンで高い信頼を得ている。この基準を導入することで、企業は従業員の言語スキルをより正確に把握し、効果的な人材配置や育成計画の立案が可能になる。また、CEFRは多言語に対応しているため、英語以外の言語スキル評価にも活用できる点が特徴的だ。
CEFRの企業導入に関する考察
CEFRの導入が急増している背景には、グローバル化の進展に伴う実践的な英語力の需要増加がある。従来のTOEIC®L&Rなどのテストでは測定が難しかったスピーキング力を、CEFRを用いることでより適切に評価できるようになったことが大きな利点だ。また、人的資本経営の推進が進む中、CEFRを導入することで従業員のスキル可視化が容易になり、より戦略的な人材活用が可能になるだろう。
一方で、CEFRの導入に伴う課題も存在する。社内での情報や理解が十分でないことが導入の障壁となっているケースが多く、経営層の理解や承認を得ることも重要だ。また、CEFRの評価基準と既存の人事評価制度との整合性を図る必要もある。これらの課題を克服するためには、CEFRに関する社内教育の充実や、段階的な導入プロセスの設計が重要になるだろう。
今後、CEFRの導入はさらに加速すると予想される。グローバル人材の育成・評価において、より実践的かつ柔軟な基準としてCEFRの重要性は高まっていくだろう。企業は単にCEFRを導入するだけでなく、自社の人材戦略に合わせてCEFRをどのように活用していくかを慎重に検討する必要がある。また、AIを活用した語学評価システムとの連携など、テクノロジーの進化も踏まえた活用方法の模索が期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「人事評価基準が変わる、人的資本経営の時代にCEFR導入が急増TOEIC®L&RからCEFRへ、研修から人事評価まで幅広い活用が進む | 株式会社レアジョブのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000015102.html, (参照 24-10-04).
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