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CreatBot社が高温3DプリンターPEEK-250を発売、高性能材料の造形がデスクトップで可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

CreatBot社が高温3DプリンターPEEK-250を発売、高性能材料の造形がデスクトップで可能に

PR TIMES より


記事の要約

  • CreatBot社が高温3Dプリンター「PEEK-250」を発売
  • 最大200°Cのチャンバー温度で高性能材料の造形が可能
  • 安全性と使いやすさを両立した革新的な設計

CreatBot PEEK-250が実現する高度な3D造形技術

株式会社システムクリエイトは、CreatBot社の最先端3Dプリンター「PEEK-250」の販売を2024年10月4日より開始した。このプリンターは最大200°Cのチャンバー温度と480°Cのノズル温度を誇り、PEEKやPEIなどの高性能材料の造形をデスクトップで実現する。安全で使いやすい設計と業界初の高温チャンバー技術により、プロフェッショナルユーザーに最適な選択肢を提供するのだ。[1]

PEEK-250の特筆すべき機能の一つが、アクティブ空気冷却システムである。180°Cに達するチャンバー内でも、外部の温度を40°C以下に保つことができるため、長時間の連続使用でも安全に操作が可能だ。さらに、チャンバー温度を20分で180°Cまで上昇させる高速加熱機能により、作業効率の大幅な向上が期待できる。

また、PEEK-250は造形後の焼鈍処理機能を統合している。モデルをプリンター内でそのまま焼鈍処理できるため、温度差によるストレスを最小限に抑え、高品質な仕上がりを確保できる。さらに、最大200°Cに対応した航空機用グレードの高精度プラットフォームを採用しており、高温下でも安定した造形を実現する。

CreatBot PEEK-250の主要スペック

項目 詳細
造形サイズ 250×250×300 mm
本体サイズ 630×555×815 mm
ノズル径 0.4mm(0.3~1.0mm)
ノズル最高温度 480℃
チャンバー温度 200℃
プラットフォーム最高温度 200℃
対応フィラメント PLA、ABS、ASA、PC、ナイロン、PETG、PVDF、PEI、PEEK など

PEEKについて

PEEKとは、ポリエーテルエーテルケトンの略称で、高性能エンジニアリングプラスチックの一種である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高い耐熱性(連続使用温度260℃)
  • 優れた機械的強度と化学的安定性
  • 低摩擦係数と耐摩耗性

CreatBot PEEK-250は、このPEEK材料の造形を可能にする高温3Dプリンターである。PEEKは航空宇宙産業や医療機器、自動車産業など幅広い分野で使用されており、高温環境下や化学的に厳しい条件下で使用される部品の製造に適している。PEEK-250の登場により、これらの産業分野でのプロトタイピングや小ロット生産がより効率的に行えるようになるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「デスクトップ型高温3Dプリンター「CreatBot PEEK-250」新発売! PEEKやPEI素材の高度な造形を実現 | 株式会社システムクリエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000140772.html, (参照 24-10-05).

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