アズジェントがC1NS監視サービスを開始、クラウドネットワークのセキュリティ強化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
アズジェントがC1NSの監視サービスを開始
C1NS監視サービスの特徴まとめ
IPSについて
C1NS監視サービスに関する考察
参考サイト

記事の要約

アズジェントがC1NS監視サービスを開始
クラウドネットワーク用IPSの監視が可能に
セキュリティ強化とAI処理の効率化を実現

アズジェントがC1NSの監視サービスを開始

アズジェントは2024年10月7日、セキュリティ運用・監視サービス「セキュリティ・プラスマネージドセキュリティサービス」の監視対象にトレンドマイクロのクラウドネットワーク用IPS「Trend Micro Cloud One - Network Security」（C1NS）を追加した。この新サービスにより、クラウド環境のセキュリティ強化が可能となり、企業のデジタル資産保護がより効果的に行えるようになった。^[1]

セキュリティ・プラスマネージドセキュリティサービスは、アズジェントのセキュリティ監視センター（SOC）が24時間365日体制でエンドユーザのシステムを監視するサービスだ。SOCのアナリストがログを詳細に分析し、重要なインシデントのみをユーザーに通知することで、効率的なセキュリティ管理を実現している。

C1NSの追加により、クラウドネットワーク経路上での脆弱性を狙う攻撃の検出・ブロックが可能となった。外部からの攻撃だけでなく、クラウド環境内部からの不正な通信にも対応できるため、サーバレス環境やコンテナ環境など、多様なクラウド環境のセキュリティ強化を効率的に実現できる。

C1NS監視サービスの特徴まとめ

項目	詳細
サービス名	セキュリティ・プラスマネージドセキュリティサービス
新規追加製品	Trend Micro Cloud One - Network Security（C1NS）
主な機能	クラウドネットワーク経路上での攻撃検出・ブロック
対応環境	サーバレス環境、コンテナ環境など
監視体制	24時間365日のSOC監視
販売開始日	2024年10月7日
価格	オープンプライス（参考価格：27万円／月～）

セキュリティ・プラスマネージドセキュリティサービスの詳細はこちら

IPSについて

IPSとは「Intrusion Prevention System」の略称で、ネットワークセキュリティを強化するためのシステムを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

ネットワークトラフィックをリアルタイムで監視・分析
既知の攻撃パターンや異常な挙動を検知し、ブロック
ファイアウォールよりも高度な防御機能を提供

C1NSはクラウド環境に特化したIPSであり、従来のオンプレミス環境とは異なるセキュリティ課題に対応している。クラウドネットワーク経路上での脆弱性を狙う攻撃を検出・ブロックする機能を持ち、外部からの攻撃だけでなく内部からの不正な通信にも対応可能だ。これにより、多様化するクラウド環境のセキュリティ強化を効率的に実現できる。

C1NS監視サービスに関する考察

C1NS監視サービスの開始は、クラウド環境のセキュリティ強化において重要な一歩だと言える。クラウド利用が急速に拡大する中、従来のオンプレミス向けセキュリティ対策だけでは不十分であり、クラウド特有の脅威に対応できるソリューションが求められていた。C1NSの導入により、企業はクラウド環境のセキュリティリスクを低減し、より安全なデジタルトランスフォーメーションを推進できるだろう。

一方で、クラウド環境の複雑化に伴い、セキュリティ運用の負担が増大する可能性がある。C1NSの導入だけでなく、セキュリティ運用の効率化や自動化も同時に検討する必要があるだろう。アズジェントには、AIやマシンラーニングを活用した高度な分析機能の提供や、セキュリティオーケストレーションの強化など、より包括的なセキュリティマネジメントソリューションの開発を期待したい。

今後は、マルチクラウド環境やハイブリッドクラウド環境に対応したセキュリティソリューションの需要が高まると予想される。アズジェントには、こうした環境の変化に柔軟に対応できるサービスの拡充や、他社製品との連携強化を進めてほしい。また、セキュリティ人材の育成支援や、顧客企業のセキュリティ体制構築のコンサルティングなど、総合的なセキュリティサービスプロバイダーとしての役割も期待される。