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公開：2024-10-09

双日インフィニティがアウトラスト素材を展示会に出展、温度調整機能で快適な着心地を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 双日インフィニティがアウトラスト素材を展示会に出展
• 調温素材アウトラストの原料販売と素材開発を本格展開
• 新ブランドメッセージ「ととのえ、まもる。」を発表

双日インフィニティによるアウトラスト素材の展示会出展

双日インフィニティ株式会社は、調温素材「アウトラスト®」をファッションワールド東京2024＜秋＞、第2回 健康・美容・スポーツウェアEXPO ＜秋＞に出展することを2024年10月8日に発表した。同社は本年より原料販売、原料を用いた素材の開発と販売の本格展開を始め、ブランド認知を促進するためにリブランディングを行っている。^[1]

アウトラスト®テクノロージーは、体まわりの温度を整える素材として知られている。暑い時には体温が上がり過ぎないよう熱を吸収し、寒い時には蓄えた熱を放出して体に戻すことで、外気温や冷暖房の気温差に左右されず、季節を問わず一日中体まわりの温度を一定に保つ機能を持つ。

展示会では、新たに設定したブランドメッセージ「ととのえ、まもる。」を軸に、アウトラスト素材を実際に手に取り、体まわりの温度を整える機能を確かめられる機会を提供する。マイクロカプセル内の物質が周囲の温度に反応し、暑い時には熱を吸収し、寒い時には蓄えた熱を放出しながら周囲の温度を調節する仕組みを紹介する。

アウトラスト素材の特徴まとめ

アウトラスト公式サイトはこちら

マイクロカプセルについて

マイクロカプセルとは、微小な粒子や液体を薄い膜で包み込んだ微粒子のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 内容物を外部環境から保護し、安定性を向上させる
• 内容物の放出を制御し、機能性を高める
• 液体や気体を固体化し、取り扱いを容易にする

アウトラスト素材では、このマイクロカプセル技術を活用して温度調整機能を実現している。カプセル内の物質が周囲の温度変化に応じて相変化を起こし、熱を吸収または放出することで、衣服内の温度を一定に保つ役割を果たす。この技術により、着用者は外部環境の温度変化に左右されずに快適な状態を維持できるのだ。

アウトラスト素材の展示会出展に関する考察

双日インフィニティによるアウトラスト素材の展示会出展は、機能性素材市場における同社の積極的な展開を示している。特に健康・美容・スポーツウェア分野でのアピールは、消費者の健康志向や快適性追求のトレンドに合致しており、市場での注目度を高める効果が期待できるだろう。一方で、競合他社の類似製品との差別化や、消費者への具体的な利点の訴求が課題となる可能性がある。

今後の展開としては、アウトラスト素材の応用範囲をさらに拡大し、衣料品以外の分野への進出も考えられる。例えば、寝具やインテリア製品、医療用品など、温度管理が重要な分野での活用が期待できる。また、サステナビリティの観点から、環境負荷の低減や素材のリサイクル性能の向上なども重要な課題となるだろう。

新ブランドメッセージ「ととのえ、まもる。」は、消費者の健康と快適性を重視する姿勢を明確に示している。今後は、このメッセージを軸にした一貫性のあるマーケティング戦略の展開が求められる。また、IoT技術との融合により、より高度な温度管理システムの開発や、ユーザーの生活データと連携したパーソナライズされた製品提案なども、将来的な発展の方向性として考えられるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「アウトラスト社の衣料品分野を展開する双日インフィニティが、健康・美容・スポーツウェアEXPOに出展。 | 双日インフィニティ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000110269.html, (参照 24-10-09).

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