弥生が会計ソフトとセゾン・UCカードのAPI連携を開始、経理業務の自動化と効率化を促進
PR TIMES より
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記事の要約
- 弥生が会計ソフトとセゾン・UCカードのAPI連携開始
- クレジットカード明細の自動取り込みが可能に
- 業務効率化とDX推進を支援する取り組み
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弥生の会計ソフトとセゾン・UCカードのAPI連携開始
弥生株式会社は2024年10月8日より、同社の会計ソフトウエアと株式会社クレディセゾンが提供する「セゾンカード」「UCカード」およびユーシーカード株式会社が提供する「UCカード」とのAPI連携を開始した。この連携により、カード利用者は明細情報を安全かつ安定的に弥生の会計ソフトウエアに取り込むことが可能となった。[1]
連携にはクレディセゾン社が提供するセゾン・UCカード会員情報連携API「セゾンコネクト」が利用されている。セゾンコネクトは、セキュアな状態で簡単にログインおよび情報連携ができるAPIの仕組みで、これにより取り込まれた取引データは弥生独自の仕訳システム「YAYOI SMART CONNECT」によって自動的に会計データとして仕訳される。
本連携の対象となるのは、「セゾンカード」または「UCカード」と、弥生会計オンラインややよいの青色申告オンラインなどのクラウドサービス、または弥生会計24 +クラウドなどのデスクトップソフトを利用している事業者だ。なお、クレディセゾン、ユーシーカード発行のUC法人カードは対応していない。利用にあたっては各サービスの「スマート取引取込」から新規の口座登録を行う必要がある。
弥生の会計ソフトとセゾン・UCカードのAPI連携の特徴
連携内容 | 対象サービス | 利用方法 | |
---|---|---|---|
API連携 | カード明細情報の自動取り込み | 弥生会計オンライン、やよいの青色申告オンラインなど | 「スマート取引取込」から口座登録 |
対象カード | セゾンカード、UCカード(個人向け) | 弥生会計24 +クラウドなど | 新規口座登録が必要 |
仕訳システム | YAYOI SMART CONNECTによる自動仕訳 | クラウドサービス、デスクトップソフト | 自動で会計データに変換 |
費用 | 無料(サービス利用料は別途必要) | クラウド:利用料金、デスクトップ:あんしん保守サポート加入 | 詳細は公式サイトを確認 |
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API連携について
API連携とは、異なるソフトウエアやサービス間でデータをやり取りするための仕組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 異なるシステム間での自動的なデータ連携が可能
- セキュアなデータ転送によりプライバシーを保護
- リアルタイムでの情報更新や処理が実現可能
弥生の会計ソフトとセゾン・UCカードのAPI連携では、「セゾンコネクト」というAPIを介してカード明細情報を安全に取り込むことができる。これにより、手動でのデータ入力作業が不要となり、経理業務の効率化やミスの削減につながる。さらに、取り込まれたデータは自動的に会計データとして仕訳されるため、より正確で迅速な経理処理が可能となる。
弥生の会計ソフトとセゾン・UCカードのAPI連携に関する考察
弥生の会計ソフトとセゾン・UCカードのAPI連携は、スモールビジネスの経理業務効率化に大きく貢献する可能性がある。手動入力の手間を省くことで人為的ミスを減らし、リアルタイムでの財務状況把握が容易になるため、経営判断の精度向上にもつながるだろう。ただし、APIを介したデータ連携にはセキュリティリスクも存在するため、継続的なセキュリティ対策の強化が求められる。
今後の課題としては、より多様な金融機関やサービスとの連携拡大が挙げられる。特に、法人カードへの対応や、他の主要クレジットカードブランドとの連携が実現すれば、より多くの事業者がこの恩恵を受けられるようになるだろう。また、AIを活用した高度な分析機能の追加など、単なるデータ連携にとどまらない付加価値の創出も期待される。
長期的には、このようなAPI連携の普及が会計・経理業務のあり方自体を変革する可能性がある。リアルタイムでの自動仕訳が一般化すれば、会計士や経理担当者の役割が、データ入力から財務分析や戦略立案のサポートへとシフトしていく可能性もあるだろう。弥生には、こうした業界の変化を見据えた継続的なイノベーションを期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「弥生、セゾンカードおよびUCカードとのAPI連携開始 | 弥生株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000280.000015865.html, (参照 24-10-09).
- NEC. https://jpn.nec.com/
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