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公開：2024-10-13

千葉ステーションビルとECOMMITがJR海浜幕張駅で衣類回収、PASSTOによる資源循環サービスを期間限定で実施

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 千葉ステーションビルがPASSTOによる衣類回収を実施
• JR海浜幕張駅改札に不要品回収BOXを設置
• 2024年10月18日から31日まで期間限定で実施

千葉ステーションビルとECOMMITが協力し資源循環を促進

株式会社千葉ステーションビルと株式会社ECOMMITは、千葉エリアの廃棄量削減と資源循環への貢献を目的として、2024年10月18日から31日までの期間限定で、JR海浜幕張駅改札外にPASSTO（パスト）の不要品回収BOXを設置し衣類回収を実施すると発表した。この取り組みは、駅への不要品回収BOX設置としては初の試みとなる。^[1]

PASSTOは、ECOMMITが提供する不要品の回収・選別・再流通を一気通貫で行う資源循環サービスだ。回収された衣類は、国内外でリユース品として再流通されるほか、リユースが困難なものについてはリサイクルパートナーを通じて再資源化される。この取り組みにより、通勤・通学の導線上に資源循環のインフラを提供することが可能となる。

千葉ステーションビルとECOMMITは、2023年10月より「ペリエ千葉」においてPASSTOによる不要品回収を開始し、2024年9月には「ペリエ稲毛」へも導入を拡大している。今回の海浜幕張駅での実施は、これらの取り組みをさらに発展させたものだ。千葉ステーションビルは、駅と商業施設が一体となって沿線の価値を高めるサービスを推進しており、本取り組みを通じて利便性の向上と京葉線沿線の地域活性化を目指している。

PASSTO（パスト）による衣類回収の概要

ペリエ海浜幕張HPの詳細はこちら

サーキュラーエコノミーについて

サーキュラーエコノミーとは、資源を効率的に利用し、廃棄物を最小限に抑える循環型経済システムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 製品の長寿命化とリユース・リサイクルの促進
• 廃棄物を新たな資源として活用
• 環境負荷の低減と経済成長の両立を目指す

PASSTOのような資源循環サービスは、サーキュラーエコノミーの実現に向けた重要な取り組みの一つだ。不要品を単なる廃棄物としてではなく、新たな価値を生み出す資源として捉え直すことで、持続可能な社会の構築に貢献している。千葉ステーションビルとECOMMITの協力は、このような循環型社会への移行を加速させる具体的な事例として注目される。

PASSTO（パスト）による資源循環サービスに関する考察

PASSTOの駅への導入は、日常生活に密着した場所での資源循環の促進という点で画期的だ。通勤や通学といった日常的な動線上に回収ボックスを設置することで、多くの人々が気軽に資源循環に参加できるようになる。この取り組みは、環境意識の高まりと利便性の向上を両立させた好例と言えるだろう。

一方で、今後の課題としては、回収された衣類の品質管理や適切な再利用先の確保が挙げられる。特に、季節や流行に左右されやすい衣類の特性を考慮すると、効率的なリユース・リサイクルシステムの構築が不可欠だ。また、回収品目の拡大や、他の交通機関との連携による回収ネットワークの拡大なども、今後検討すべき課題となるだろう。

将来的には、PASSTOのようなサービスが単なる回収システムを超えて、環境教育や地域コミュニティの活性化にも貢献することが期待される。例えば、回収された衣類を活用したワークショップの開催や、リサイクル製品の地域内での活用など、資源循環を軸とした新たな価値創造の可能性も探っていくべきだ。このような取り組みが、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となることは間違いない。

参考サイト

1. ^ . 「【駅に初導入！】ペリエ海浜幕張直結のJR海浜幕張駅改札にて、資源循環サービス「PASSTO（パスト）」による衣類回収を実施（10/18～31） | 株式会社ECOMMITのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000067508.html, (参照 24-10-13).

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