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公開：2024-10-13

シャープのePosterがCEATEC AWARD 2024で経済産業大臣賞を受賞、屋外対応A0サイズの大型カラー電子ペーパーが注目を集める

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• シャープのePosterがCEATEC AWARD 2024で経済産業大臣賞を受賞
• 屋外対応A0サイズの大型カラー電子ペーパーディスプレイ
• ソーラーパネルと蓄電池搭載で電源設備不要

シャープの屋外対応A0サイズePosterが経済産業大臣賞を受賞

シャープは2024年10月10日、屋外対応A0サイズ『ePoster』がCEATEC AWARD 2024において経済産業大臣賞を受賞したことを発表した。この賞は10月15日から18日まで幕張メッセで開催されるCEATEC 2024の出展品の中から、イノベーション性に優れる技術や製品、サービスを表彰するものだ。^[1]

『ePoster』は"消費電力0W"での表示保持を実現し、表示の書き換え時のみ電力を必要とする優れた省エネ性能を有している。E Ink Holdings Inc.の電子ペーパー技術を搭載し、紙のような高い視認性と豊かなカラー表現力を兼ね備えている。大画面により案内板や広告表示などにおいて高い表現力と訴求力を発揮するだろう。

屋外対応A0サイズ『ePoster』は、A2サイズを4枚組み合わせてA0サイズを構成している。ソーラーパネルと蓄電池を搭載しており、表示の書き換えに必要な電力を太陽光で発電・蓄電した電気のみでまかなうことができる。これにより、電源設備のない場所での利用が可能となり、災害時の情報掲示にも活用できる可能性を秘めている。

屋外対応A0サイズePosterの特徴まとめ

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電子ペーパーについて

電子ペーパーとは、紙のような視認性と低消費電力を特徴とするディスプレイ技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 反射型ディスプレイで目に優しい
• 電力を必要とするのは表示の書き換え時のみ
• 屋外での視認性が高い

シャープの『ePoster』は、この電子ペーパー技術を活用して大型ディスプレイを実現している。E Ink Holdings Inc.の技術を採用することで、高い視認性と豊かなカラー表現力を両立させている。さらに、ソーラーパネルと蓄電池を組み合わせることで、電源設備のない場所でも利用可能な革新的な製品となっている。

屋外対応A0サイズePosterに関する考察

シャープの屋外対応A0サイズ『ePoster』は、電子ペーパー技術とソーラーパネル・蓄電池の組み合わせにより、従来の電子看板の概念を覆す製品となっている。電源設備が不要という特徴は、設置場所の制約を大幅に緩和し、屋外広告や情報表示の可能性を大きく広げるだろう。一方で、天候不良が続く場合の電力確保や、大型ディスプレイの耐久性確保などが課題となる可能性がある。

これらの課題に対しては、補助的な充電システムの開発や、より効率の高いソーラーパネルの採用、耐候性に優れた素材の使用などが解決策として考えられる。今後は、表示内容の遠隔更新機能や、センサーと連動した情報表示など、IoT技術との融合によるさらなる機能拡張が期待される。また、災害時の情報伝達手段としての活用も視野に入れ、耐震性や防水性の向上も重要な課題となるだろう。

シャープには、この革新的な技術を基盤に、より多様な用途や環境に対応できる製品ラインナップの拡充を期待したい。例えば、小型・中型サイズのバリエーション展開や、曲面ディスプレイへの応用など、新たな市場創出につながる開発が望まれる。さらに、カーボンニュートラルへの貢献を強調しつつ、製品のライフサイクル全体での環境負荷低減にも注力することで、持続可能な社会実現に向けたリーディングカンパニーとしての地位を確立できるだろう。

参考サイト

1. ^ . 「屋外対応 A0サイズ『ePoster』が「CEATEC AWARD 2024」の『経済産業大臣賞』を受賞 | シャープ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001266.000012900.html, (参照 24-10-13).

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