TSIがALS患者向けユニバーサルデザインウェア「MOVE WEAR」を開発、ロボットアームと融合したファッションの可能性を追求
より
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記事の要約
- TSIがユニバーサルデザインウェア「MOVE WEAR」を開発
- ALSの武藤氏向けロボットアームに着用する服を製作
- MOVE FES 2024でのステージ衣装として披露予定
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TSIがユニバーサルデザインウェア「MOVE WEAR」を開発
株式会社TSIホールディングスは、難病や重度の障がいのある方向けのユニバーサルデザインウェア「MOVE WEAR」プロジェクトの記者発表を2024年10月7日に開催した。このプロジェクトは、株式会社オリィ研究所の吉藤オリィ氏が開発したロボットアームに着用させる服を中心に、ALS患者の武藤将胤氏がプロデュースする衣装の製作を目的としている。[1]
「MOVE WEAR」は、袖や上下で着脱可能なマルチデザインのコート、ジャケット、パンツで構成されており、寝たままでも脱ぎ着できる機能性とタウンウエアとしての着用も可能なファッション性を兼ね備えている。衣装には「人体の拡張」をテーマにしたオリジナルプリントが施され、オーロラ色の光を放つ再帰性反射素材を採用することで、夜間視認性の向上と障がい者の安全確保を図っている。
このプロジェクトは、TSIホールディングスにとって初のユニバーサルデザイン製品であり、社内コンペで選ばれたスタッフたちがブランドの垣根を越えてチームで取り組む初の試みとなった。「MOVE WEAR」は、11月24日にLINE CUBE SHIBUYAで開催される「MOVE FES 2024」で武藤氏が着用し、EYE VDJ MASAとしてライブパフォーマンスを披露する予定だ。
MOVE WEARの特徴まとめ
デザイン | 機能性 | プリント | |
---|---|---|---|
特徴 | マルチデザインの衣装 | 寝たままでも脱ぎ着可能 | オーロラ色の再帰性反射素材 |
構成 | コート、ジャケット、パンツ | 袖や上下で着脱可能 | 「人体の拡張」テーマ |
目的 | タウンウエアとしても着用可能 | 障がい者の着用しやすさ向上 | 夜間視認性向上、安全確保 |
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ALSについて
ALSとは、筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis)の略称で、運動神経が変性することで筋肉の萎縮と筋力低下が進行する難病である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 運動機能の低下が徐々に進行する
- 年齢や性別に関係なく発症の可能性がある
- 原因不明で根本的な治療法が確立されていない
ALSは身体機能の低下を伴うため、日常生活に大きな影響を与える難病だ。「MOVE WEAR」のようなユニバーサルデザインウェアの開発は、ALS患者をはじめとする障がいのある方々のQOL向上に貢献する可能性がある。ファッションを通じて自己表現の機会を提供し、社会参加を促進する役割も期待できるだろう。
参考サイト
- ^ . 「TSI×吉藤オリィ×武藤将胤の共同開発「MOVE WEAR」の記者発表会を開催 | 株式会社TSIホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000899.000009786.html, (参照 24-10-13).
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