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Brise AudioがHIFIMAN SUSVARA用の高級リケーブルBSHP for SUSVARAを発売、独自音質設計で特徴を最大限に活用

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Brise AudioがHIFIMAN SUSVARA用リケーブルを発売
  • 独自の音質設計で特徴を活かしたBSHP for SUSVARA
  • 各種入力プラグ対応、実勢価格400,000円から

Brise AudioがHIFIMAN SUSVARA専用リケーブルを発売

Brise Audioは、HIFIMANのヘッドフォン「SUSVARA」の特徴をより活かせるよう独自に音質設計を施したリケーブル「BSHP for SUSVARA」を2024年10月11日に発売した。各種入力プラグに対応したバリエーションを用意し、実勢価格400,000円からとなっている。長さは2.5mで、高級ヘッドフォン愛好家向けの製品だ。[1]

SUSVARAはヘッドフォンの中でもトップクラスに低能率なため、ヘッドフォンアンプに対する性能要求が極めて高く、より多くのパワーと電流を必要とする。そのため、Brise Audioは定評のあるYATONO線材よりもさらに導体量を増加させたオリジナル線材を使用することで、必要とされる電流に余裕を持たせた設計を採用している。

BSHP for SUSVARAには、CNT、特殊電磁波吸収シールド材、BSシートなど多くの素材から適切なものを選び、独自の施工方法と配置で高音質化を図っている。使用パーツや高音質加工についてはSUSVARAに合わせてUltimateグレードと同等またはそれ以上のものを採用し、プレイヤー側プラグには全てUltimateグレードのBrise Audioオリジナルを使用している。

BSHP for SUSVARAの特徴まとめ

項目 詳細
対象ヘッドフォン HIFIMAN SUSVARA
ケーブル長 2.5m
価格帯 実勢価格400,000円から
主な特徴 独自の音質設計、増量導体、Ultimateグレード同等以上の部品
使用素材 CNT、特殊電磁波吸収シールド材、BSシートなど
プラグ対応 4.4mm、6.3mm、4-pin XLR、3-pin XLR×2

CNTについて

CNTとは「Carbon Nanotube(カーボンナノチューブ)」の略称で、炭素原子が筒状に配列した構造を持つナノ材料のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 鋼の20倍の強度を持つ高強度材料
  • 銅の10倍の熱伝導性を有する
  • アルミの半分の密度で軽量

CNTは優れた電気伝導性と遮蔽能力を持ち、音響機器のケーブルに使用されることで信号の伝送品質を向上させる効果が期待できる。Brise AudioのBSHP for SUSVARAでは、このCNTの特性を活かすため、国立の研究機関や素材メーカーと共同で試験と比較試聴を重ね、最適な素材を開発したという。これにより、高級ヘッドフォンSUSVARAの性能を最大限に引き出すことを目指している。

BSHP for SUSVARAに関する考察

BSHP for SUSVARAの開発は、高級ヘッドフォン市場における音質追求の極みを示している。特に、SUSVARAの低能率という特性に合わせて導体量を増やし、電流供給に余裕を持たせた点は注目に値する。この設計により、SUSVARAの持つポテンシャルを最大限に引き出せる可能性が高く、オーディオ愛好家から高い評価を得られるだろう。

一方で、40万円という高価格帯は一般消費者にとってはハードルが高い。このような高級リケーブルの需要が限定的になる可能性もあり、マーケティングや販売戦略が重要になってくるだろう。また、今後の課題としては、同様の技術を用いてより手頃な価格帯の製品ラインナップを拡充することが考えられる。これにより、より多くのユーザーが高音質を体験できる機会を提供できるはずだ。

今後、Brise Audioには更なる技術革新が期待される。例えば、CNTやその他の新素材の特性をさらに活かした新製品の開発や、他のハイエンドヘッドフォンブランドとのコラボレーションなどが考えられる。また、デジタル技術との融合により、ケーブル自体が音質をアクティブに最適化するような革新的な製品が登場する可能性もあるだろう。オーディオ業界全体の発展に寄与する存在として、Brise Audioの今後の動向に注目したい。

参考サイト

  1. ^ . 「BSHP for SUSVARA (HIFIMAN SUSVARA 専用ケーブル ) – Brise Audio」. https://briseaudio.com/pages/bshp-for-susvara, (参照 24-10-13).

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