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公開：2024-10-22

DXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD」が第一生命のオフィスビルに導入、カードレスオフィスの実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• DXYZが顔認証プラットフォーム「FreeiD」を導入
• 第一生命の五反田アレーがオール顔認証オフィスビルに
• 生命保険会社初の顔認証オフィスビルを実現

DXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD」が第一生命のオフィスビルに導入

DXYZ株式会社は、第一生命保険株式会社と相互住宅株式会社と協業し、テナント向けオフィスビル「五反田アレー」に顔認証プラットフォーム「FreeiD」を導入した。この導入により、生命保険会社が保有するビルの全フロアで顔認証システムを採用し、カードを持たずに顔だけで働ける環境が実現された。この取り組みは生命保険会社としては初の試みだという。^[1]

FreeiDは、マンションやオフィス、テーマパークなど様々な場所で利用可能な顔認証プラットフォームだ。利用者の利便性向上や物件価値の向上を目指す第一生命の取り組みと高い親和性があり、今回の導入に至った。今後は中央区築地で建設中の賃貸マンション「プライマル築地」でも、鍵を持たずに顔だけで暮らせる環境の実現を目指している。

DXYZが開発提供するFreeiDは、「顔ダケで、世界がつながる。」をコンセプトに掲げている。一度の顔登録で、日常生活における様々な行動を顔認証で行えるようにすることを目指しており、オフィスサービスでは従業員の入退室や来訪者の受付などを顔認証で実現し、社員証不要のオフィス運営を提供している。また、顔認証決済「FreeiD Pay」やマイナンバーカード連携サービスの実証も進めている。

FreeiDの主な特徴まとめ

FreeiDの詳細はこちら

顔認証プラットフォームについて

顔認証プラットフォームとは、人間の顔の特徴を分析し、個人を識別するためのシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 高精度な個人識別が可能
• 非接触での認証が可能で衛生的
• 複数のサービスと連携し、シームレスな体験を提供

FreeiDのような顔認証プラットフォームは、単なる入退室管理だけでなく、決済や各種サービスとの連携も視野に入れている。これにより、日常生活のあらゆる場面で顔認証を活用し、より便利で安全な社会の実現を目指している。マイナンバーカードとの連携など、公的サービスへの応用も進んでおり、今後ますます活用の幅が広がることが期待されている。

FreeiDのオフィスビル導入に関する考察

FreeiDの五反田アレーへの導入は、オフィスのセキュリティと利便性を両立させる画期的な取り組みだ。従来のICカードによる入退室管理と比べ、カードの紛失や貸し借りのリスクが軽減され、より厳密な本人確認が可能になる。また、従業員にとっては持ち物が減ることでストレスフリーな働き方が実現し、業務効率の向上にもつながるだろう。

一方で、顔認証技術の普及に伴い、プライバシーの問題や個人情報の管理に関する懸念も生じる可能性がある。顔データの厳重な管理や、使用目的の明確化、オプトアウトの仕組みなど、利用者の権利を守る取り組みが重要になってくるだろう。また、システムの精度向上や、顔認証が困難な場合の代替手段の確保なども課題となる可能性がある。

今後、FreeiDのような顔認証プラットフォームには、さらなる機能拡張が期待される。例えば、勤怠管理システムとの連携や、オフィス内での各種申請・承認プロセスの簡略化など、業務効率化につながる機能の追加が考えられる。また、異なる企業や施設間でのID連携により、シームレスな認証環境の構築も期待したい。顔認証技術の進化と、ユーザーニーズの変化を捉えた継続的な機能改善が、この技術の普及と発展の鍵を握るだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「DXYZ、顔認証プラットフォーム「FreeiD」を第一生命が大規模リニューアルを行った五反田アレーに導入 | DXYZ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000091732.html, (参照 24-10-22).

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