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公開：2024-07-30

IVRyがAI活用状況を公開、累計アカウント15,000突破でさらなる成長へ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• IVRyが「数字で見るIVRy 2024」を公開
• 累計アカウント数15,000突破を発表
• AI機能のリリース頻度や導入企業規模を掲載

IVRyの成長と事業展開について

株式会社IVRyは、対話型音声AI SaaS「IVRy」のインフォグラフィック「数字で見るIVRy 2024」を公開した。このインフォグラフィックは、AIの急速な進化に伴うIVRyの製品変化と成長を示しており、「AI」「事業」「メンバー」の3つのカテゴリで2023年から現在までの成長を表現している。^[1]

AIカテゴリでは、AI電話予約機能やAI電話代行サービス、自動文字起こし・AI要約などの代表機能が紹介されている。120万回を超えるAI対応着電数やAI機能のリリース頻度も示され、IVRyのAI技術への注力が明らかだ。事業面では、シリーズCで30億円の資金調達を行い、累計資金調達額が49.5億円に達したことが報告された。

メンバーカテゴリでは、社員数が100名を超え、組織が前年比3倍のペースで成長していることが示されている。グロース責任者やプリンシパルAIエンジニアなど、この1年で入社したメンバーの情報や、社員数、男女比、子育て社員の割合などが公開された。IVRyは、この急速な成長を維持しつつ、日本全国へのサービス提供を目指している。

対話型音声AI SaaSについて

対話型音声AI SaaSとは、音声認識と人工知能技術を組み合わせて、電話やその他の音声インターフェースを通じて自動的に対話を行うクラウドサービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 自然言語処理による高度な対話能力
• クラウドベースで導入・運用が容易
• AIによる継続的な学習と改善

対話型音声AI SaaSは、従来のIVR（自動音声応答）システムを大きく進化させた技術だ。音声認識精度の向上と自然言語処理の発展により、より自然で柔軟な対話が可能になっている。また、クラウドサービスとして提供されることで、企業は大規模なインフラ投資なしに高度な音声AI技術を導入できるメリットがある。

IVRyの今後の展開に関する考察

IVRyの急速な成長と技術革新は、今後さまざまな課題を生み出す可能性がある。例えば、AIの進化に伴うプライバシーやセキュリティの問題、人間のオペレーターとAIの役割分担、また急速な組織拡大に伴う社内文化の維持などが挙げられる。IVRyはこれらの課題に対して、透明性の高い運営と継続的な技術改善で対応していく必要があるだろう。

今後IVRyに期待される新機能としては、より高度な感情分析や多言語対応、さらには音声だけでなく画像や動画も含めたマルチモーダルなAI対話システムの開発が考えられる。また、ブロックチェーン技術を活用した会話ログの改ざん防止や、AIの判断プロセスを説明可能にする「Explainable AI」の実装なども、信頼性向上のために重要になってくるだろう。

IVRyの今後の展開に最も期待したいのは、AIによる業務効率化の民主化だ。現在、高度なAI技術の恩恵を受けられるのは主に大企業や都市部の企業に限られている。IVRyが目指す「最高の技術をすべての企業に届ける」というミッションが実現すれば、中小企業や地方企業の競争力向上につながり、日本経済全体の底上げに貢献する可能性がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「対話型音声AI SaaSのIVRy（アイブリー）、インフォグラフィック「数字で見るIVRy 2024」を公開 | 株式会社IVRyのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000056805.html, (参照 24-07-30).

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