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公開：2024-10-22

チヨダが認知症当事者と共にスパットシューズを改良、オレンジイノベーション・プロジェクトに参画し当事者参画型開発を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• チヨダが「オレンジイノベーション・プロジェクト」に参画
• 認知症当事者と共に「スパットシューズ」を改良
• 靴訪問販売「HOME de SHOES」でのニーズの高さを確認

チヨダが認知症当事者参画型の靴開発プロジェクトを開始

株式会社チヨダは経済産業省が主催する「オレンジイノベーション・プロジェクト」の実践企業に採択され 2024年10月21日に発表した。このプロジェクトは認知症当事者の真のニーズをとらえた製品・サービスの開発を行う「当事者参画型開発」の普及と持続的な仕組みの実現を目指すものだ。^[1]

チヨダは認知症当事者の方々が従来の靴に感じているお悩みや体験、要望などを直接やり取りしながら「セダークレスト スパットシューズ」の改良や新たな開発を進める。このスパットシューズは手を使わずに立ったまま履くことができる特徴を持ち、高齢者や認知症の方々のニーズに応える可能性が高いとされている。

同社はすでに9月18日と26日に開催された関連イベントに参加し、靴訪問販売「HOME de SHOES」でのスパットシューズのニーズの高さを確認している。チヨダは認知症の方々が歩くことや外出をより快適に楽しめるよう、当事者の方々と協力して新たなスパットシューズの開発に取り組む方針を示した。

チヨダの「オレンジイノベーション・プロジェクト」参画の概要

セダークレスト・スパットシューズの詳細はこちら

当事者参画型開発について

当事者参画型開発とは、製品やサービスの開発過程に実際のユーザーや当事者を直接関与させる手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ユーザーの真のニーズを直接把握可能
• 実用性の高い製品・サービスの開発が期待できる
• 当事者の尊厳や自己決定権を尊重した開発プロセス

チヨダの取り組みでは、認知症当事者の方々が靴に感じているお悩みや体験、要望などを直接聞き取りながら「セダークレスト スパットシューズ」の改良を進める。この手法により、認知症の方々にとってより使いやすく、日常生活の質を向上させる靴の開発が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「株式会社チヨダ、経済産業省が推進する「オレンジイノベーション・プロジェクト」に参画。手を使わずにスパッと履ける！「スパットシューズ」を認知症当事者と共により使いやすい商品へと改良する取り組みをスタート | 株式会社チヨダのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000363.000013170.html, (参照 24-10-22).
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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