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公開：2024-07-30

18社が物流DX会議を8月に開催、物流システム間の共通インターフェース構築を目指す

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• 18社が「物流DX会議」を8月に開催
• 物流システム間の共通インターフェース構築を目指す
• 物流の社会最適化に向けたプラットフォーム形成を目指す

物流DX会議の概要と目的

物流領域のデジタルサービスプロバイダー18社が2024年8月23日に「物流DX会議」を開催することを発表した。この会議は、物流2024年問題の解決のため6社が手を取った前回から1年が経過し、参加企業数が3倍の規模に拡大している。特別ゲストを迎え、さらに白熱した議論が展開される予定だ。^[1]

物流DX会議の主な目的は、荷主と物流事業者が連携してモノを運ぶ物流業界において、限られた物流リソース（車・倉庫・人）を社会全体で最大活用することにある。現状では各工程で個別のデジタルサービスが複数存在し、上流と下流の情報伝達をアナログに頼ることも多いため、連携が限定的であるという課題がある。

今回の会議では、前回の総論的な議論から一歩進んで、複数のシステム間で実際に連携した事例をユーザー企業の声とともに紹介する予定だ。LOGISTICS TODAYの赤澤編集長がメインモデレータを務め、物流領域の根本課題を解決するためのデジタルサービス提供者側の「協調領域」としてのシステム間連携の重要性が議論される。

物流DX会議の今後の展望に関する考察

物流DX会議の規模拡大は、物流業界全体でデジタル化の重要性が認識されつつあることを示している。今後、参加企業数がさらに増加することで、より多様な視点や事例が共有され、業界全体の知見が蓄積されていく可能性がある。一方で、参加企業の増加に伴い、各社の利害関係の調整や共通インターフェースの標準化に向けた合意形成が難しくなる可能性も考えられるだろう。

物流DX会議を通じて構築される共通インターフェースやプラットフォームは、物流業界の効率化に大きく寄与する可能性がある。しかし、そのためには技術的な課題だけでなく、データの所有権や利用規約、セキュリティ対策など、法的・倫理的な側面での整備も必要となるだろう。今後の会議では、これらの課題に対する具体的な取り組みや解決策が議論されることが期待される。

さらに、物流DXの進展に伴い、AIやIoTなどの先端技術の活用も加速すると予想される。例えば、機械学習を用いた需要予測や最適ルート選定、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティの向上など、新たな技術の導入による物流革新の可能性も大きい。物流DX会議が、こうした先端技術の活用事例や導入への障壁、解決策などを共有する場としても機能していくことが期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「物流領域のデジタルサービスプロバイダー18社が8月に「物流DX会議」を開催 | 株式会社シーネットのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000061151.html, (参照 24-07-30).

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