TENTがプレシリーズBラウンドで3.6億円を調達、社外取締役就任でレンタルDX事業の拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

TENTがプレシリーズBラウンドで3.6億円を調達
マイクロシェアリング構想の実現へ向け組織を強化
白砂晃氏が社外取締役として経営体制を強化

TENTのプレシリーズBラウンドにおける3.6億円の資金調達と経営体制強化

株式会社TENTは2024年10月22日にSpiral Innovation Partnersが運営するLogistics Innovation Fundを含む複数の企業からプレシリーズBラウンドにて3.6億円の資金調達を実施した。レンタルプラットフォームのサービスを開始した2020年以降にモノのシェアリングサービスの市場ニーズが高まっており、企業の新規シェアリング事業開始に向けたソリューション提供が拡大している。^[1]

TENTが提供するレンタルモール「カウリル」やレンタル専用在庫管理ツール「ZAIKA」は中小企業から上場企業まで幅広く活用されており、個人向けアパレルから企業向け専用機材まで取り扱いカテゴリが多様化している。調達資金によって各サービスの新機能追加や営業体制強化に向けたポジションの採用を行い、既存事業の拡大を図る方針だ。

また経営体制強化のため、プラットフォームサービスでのIPO経験を持つ白砂晃氏が社外取締役に就任した。株式会社フォトクリエイトの創業やTOB対応、キタムラ・ホールディングスの新設など豊富な経験を活かし、組織的な成長をサポートしていく体制を整える。

プレシリーズBラウンドの資金調達概要

項目	詳細
調達金額	総額約3.6億円
引受先企業	Logistics Innovation Fund、全国保証イノベーションファンド、FINOLAB1号投資事業有限責任組合、マックス株式会社、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス、長瀬産業、三井住友海上キャピタル
調達方法	第三者割当増資、金融機関やリース会社からの融資及び業務提携
使途	各サービスの新機能追加、営業体制強化に向けたポジションの採用

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プレシリーズBラウンドについて

プレシリーズBラウンドとは、シリーズA投資を受けた後でシリーズB投資を受ける前の段階における資金調達ラウンドのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

事業の成長段階における重要な資金調達機会
シリーズA投資よりも大規模な資金調達が可能
企業価値の向上や事業拡大の加速を目指す

TENTのプレシリーズBラウンドでは、レンタルプラットフォームの事業拡大とマイクロシェアリング構想の実現に向けた体制強化が主な目的となっている。調達した資金は新機能の開発や営業体制の強化に投資され、シェアリングエコノミーの発展に貢献することが期待される。

TENTのプレシリーズBラウンドに関する考察

TENTのプレシリーズBラウンドにおける資金調達は、シェアリングエコノミー市場の成長を見据えた戦略的な動きとして評価できる。特にレンタル・サブスクリプション事業に必要な機能をワンストップで提供する独自のポジションを確立しており、市場のニーズに応える体制が整いつつある。

一方で今後の課題として、多様化するユーザーニーズへの対応やシステムの安定性確保が挙げられる。特にレンタル品の品質管理や配送効率の向上、決済システムの安全性強化などが重要になってくるだろう。プラットフォームの信頼性向上とユーザー体験の最適化が鍵を握る。

今後はAIやIoTなどの先端技術を活用した在庫管理の効率化や、個人間取引の活性化に向けた新機能の追加が期待される。白砂晃氏のIPO経験を活かした組織強化と併せて、持続可能な成長モデルの構築を目指してほしい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「レンタルDXに取り組むTENTがプレシリーズBラウンドにおいて3.6億円の資金調達を実施 | 株式会社TENTのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000028019.html, (参照 24-10-23).

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