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公開：2024-10-23

DIMENSIONが五常・アンド・カンパニーに追加出資、マイクロファイナンス事業の更なる拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• DIMENSIONが五常・アンド・カンパニーに追加出資
• マイクロファイナンス事業を12カ国で展開中
• 顧客数240万人を突破し事業拡大を継続

五常・アンド・カンパニーの金融包摂事業

DIMENSION株式会社は、マイクロファイナンス事業を展開する五常・アンド・カンパニー株式会社への追加出資を2024年10月22日に発表した。五常・アンド・カンパニーは2014年7月の設立以来、アジアとアフリカの12カ国で金融包摂を目指した事業展開を進めており、低価格で良質な金融サービスを50カ国に届けることを目標としている。^[1]

五常・アンド・カンパニーは1万人を超えるグループ従業員を抱え、2024年3月末時点でグループ全体の顧客数が240万人を突破する規模にまで成長した。DIMENSIONは五常・アンド・カンパニーのサービスの更なる展開に期待を寄せ、民間版世界銀行の実現に向けた継続的な支援を決定したのである。

DIMENSIONは真摯に経営に向き合う起業家への出資と伴走を重視しており、2019年10月に組成した1号ファンドでは24社に出資し3社が上場を果たした。2022年4月には総額101.5億円の2号ファンドを設立し、大型スタートアップの育成と創出に取り組んでいる。

五常・アンド・カンパニーの事業概要

五常・アンド・カンパニーの詳細はこちら

マイクロファイナンスについて

マイクロファイナンスとは、一般的な金融サービスを受けにくい低所得層向けに、小口の融資や貯蓄、保険などの金融サービスを提供する仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 少額の融資を中心とした金融サービスの提供
• 銀行口座を持てない層への金融アクセスの実現
• 貧困削減と経済的自立の支援を目指す取り組み

五常・アンド・カンパニーは、アジアとアフリカの12カ国でマイクロファイナンス事業を展開し、金融包摂の実現に向けて取り組んでいる。1万人を超えるグループ従業員と240万人以上の顧客基盤を持ち、低価格で良質な金融サービスを提供することで、途上国における経済発展と貧困削減に貢献している。

五常・アンド・カンパニーの事業展開に関する考察

五常・アンド・カンパニーの事業展開は、従来の金融機関では十分にカバーできていなかった途上国の金融ニーズに応えるものとして評価できる。特に12カ国での事業展開と240万人を超える顧客基盤は、マイクロファイナンスの重要性と需要の高さを示している。

今後の事業拡大において、各国の規制対応や金融インフラの整備が課題となる可能性がある。特に新規進出国での事業立ち上げには、現地の法制度や商習慣への適応が必要となるだろう。解決策として、現地金融機関との連携強化やデジタル技術の活用による効率化が有効である。

将来的には、金融教育プログラムの提供やデジタル決済サービスの拡充など、総合的な金融サービスの展開が期待される。民間版世界銀行としての地位確立に向けて、サービスの多様化と質の向上を図りながら、持続可能な金融包摂の実現に貢献することが重要である。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「民間版の世界銀行を目指し事業を展開する五常・アンド・カンパニー株式会社に追加出資 | DIMENSION株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000050727.html, (参照 24-10-23).

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