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フォトラクションがAIとBIMを活用したaoz cloudを提供開始、施工バックオフィス業務の効率化を実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • フォトラクションがaoz cloudを提供開始
  • BIMモデルから電子黒板生成の技術を特許出願
  • 施工バックオフィス業務の効率化を実現

フォトラクションのaoz cloudによる建設BPO支援サービス

フォトラクションは施工バックオフィス支援クラウド「aoz cloud」を2024年10月23日にリリースした。このサービスは2018年に開発された図面分析のクラウド型AIエンジンを基盤としており、設計および施工時の2次元図面を画像データとして認識し情報を自動的に読み取ることが可能だ。[1]

AIとBIMを組み合わせた技術により配筋検査に必要な情報を抽出し断面リストや電子黒板などを生成することで、施工バックオフィス業務の効率化を実現している。この技術はジオメトリ情報から分析できるシステムとして特許を出願中であり、建設プロジェクト全体の生産性向上に寄与するだろう。

aoz cloudは特定の目的に特化した機能をモジュール化して柔軟な利用を可能にしており、現場のオペレーションに即したDXを提案できる体制を整えている。PDFファイルからの配筋リストの自動切り取りや検査箇所の自動配置など、検査準備に関する業務を大幅に効率化することが可能となった。

aoz cloudの機能まとめ

項目 詳細
主要機能 BIMモデルからの電子黒板生成
対応図面 2次元図面の画像データ解析
自動化項目 配筋リスト切り取り、検査箇所自動配置
対象検査 配筋、杭、鉄骨の検査シート作成
aoz cloudの詳細はこちら

建設BPOについて

建設BPOとは、施工管理など工事の直接的な業務を行わず、書類作成やデータ整理など現場を遠隔からサポートする業務全般を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 現場作業と事務作業の明確な分離
  • 専門スタッフによる効率的な文書管理
  • AIとBIMを活用した業務プロセスの改善

建設BPOはAIとBIMを組み合わせることで工事現場における配筋検査などの準備プロセスを55%削減することが可能となっている。建設業界の人手不足解決と生産性向上を実現するため、専門的な知識を持つオペレーターとAIを組み合わせたサービス提供が重要な役割を果たすだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「フォトラクション、AIとBIMを活用した施工バックオフィス支援クラウドaoz cloudを発表 | 株式会社フォトラクションのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000033069.html, (参照 24-10-24).

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