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三菱電機が赤外線センサーMelDIRの新製品を発売、広画角化で既存品の2倍以上の検知面積を実現し高齢者見守りに貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 三菱電機がMelDIR新製品を2025年1月に発売
  • 広画角化で検知面積が既存品の2倍以上に拡大
  • 高齢者見守りやスマートビルでの活用に期待

三菱電機の赤外線センサーMelDIR MIR8060C1が検知性能を向上

三菱電機は新製品のサーマルダイオード赤外線センサーMelDIR MIR8060C1を2025年1月6日にリリースする予定だ。新しく100°×73°の広画角化を実現したMIR8060C1は既存品MIR8060B1と比較して2倍以上の検知面積を実現し、1台でより広範囲のモニタリングを可能にしている。[1]

三菱電機が採用した独自のサーマルダイオード技術により80×60の高い画素数での人・物の識別や行動把握を維持しながら、検知エリアの大幅な拡大を実現している。画角を拡大した新設計のレンズと熱画像を不明瞭にする光入射成分の抑制によって、高精度な温度測定機能も確保している。

赤外線センサーMelDIRの広画角化によって検知面積が拡大したことで、広い空間をモニタリングする際の設置台数を大幅に削減できるようになった。製品評価用のデモキットやリファレンスデザインなどのサポートツールも提供されることで、ユーザーの製品開発期間の短縮にも貢献するだろう。

MelDIR MIR8060C1の主な仕様まとめ

項目 詳細
検知可能温度範囲 -5℃~+60℃
画素数 80×60
画角 100°×73°(典型値)
フレームレート 4/8fps(選択)
温度分解能 180mK(典型値)
消費電力 50mA以下
通信インターフェース SPI
製品サイズ 19.5×13.5×9.7mm
MelDIRの詳細はこちら

サーマルダイオードについて

サーマルダイオードとは、赤外線を検知して温度を測定するための半導体素子のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 温度変化を電気信号に変換して検知
  • 高精度な温度測定が可能
  • 小型化と高画素数化の両立が可能

三菱電機のMelDIRで採用されているサーマルダイオード技術は、80×60という高い画素数での温度測定を可能にしている。広画角レンズと組み合わせることで、広範囲の温度分布を高精度に測定できることから、高齢者施設での見守りやスマートビルでの空調制御などに活用されている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「100°×73°の広画角化を実現した80×60画素赤外線センサー「MelDIR」発売 | 三菱電機株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000185.000120285.html, (参照 24-10-25).

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