TISがF5 Distributed Cloud WAAPと連携したAPI連携プラットフォームのセキュリティ対策強化メニューを提供開始、企業のAPI活用における安全性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

TISがF5 Distributed Cloud WAAPと連携したセキュリティ対策を開始
APIの品質向上と均質化に向けた包括的な管理機能を提供
マルチクラウド環境に対応した堅牢なセキュリティを実現

TISがAPI連携プラットフォームのセキュリティ対策を強化

TIS株式会社は2024年10月28日、F5ネットワークスジャパンのセキュリティクラウドサービスF5 Distributed Cloud WAAPを連動させたセキュリティ対策強化メニューの提供を開始した。APIの品質向上と均質化に向けて開発・運用・分析といったフルライフサイクルAPI管理に必要な機能を一括で提供することが可能になっている。^[1]

F5 Distributed Cloud WAAPはDDoS保護とWAF、Bot対策、API保護機能を備えたマルチレイヤーのセキュリティ対策機能を提供するSaaS型セキュリティサービスである。TISのAPI連携プラットフォームと連動させることで、Webアプリケーション保護や怪しいリクエストの遮断が実現できるようになった。

近年ではAPIの外部公開や相互利用を通じた企業横断でのサービス間連携が注目されており、オープンイノベーションによる新たなビジネスモデルを生み出す手段としても企業の利用が拡大している。生成AIのビジネス活用においてもAPIの重要性が高まっており、セキュリティ面での対策が急務となっているのだ。

API連携プラットフォームのセキュリティ対策まとめ

項目	詳細
サービス名	F5 Distributed Cloud WAAP
主な機能	DDoS保護、WAF、Bot対策、API保護
基本メニュー価格	500万円～(年額)
対応環境	マルチクラウド、オンプレミス
提供形態	SaaS型セキュリティサービス

セキュリティ対策強化メニューの詳細はこちら

WAFについて

WAFとはWeb Application Firewallの略で、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からWebサイトを保護するセキュリティ対策のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

Webアプリケーションへの不正なリクエストを検知・遮断
SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの攻撃を防御
リアルタイムでの脅威検知と対応が可能

F5 Distributed Cloud WAAPに実装されているWAF機能は、APIやWebアプリケーションを保護するセキュリティサービスの総合セットとして機能している。シャドーAPIやゾンビAPIといった管理されていない脆弱なAPIを可視化し、適切な保護措置を講じることで企業のAPIセキュリティを強化することが可能だ。

参考サイト

^ TIS株式会社. 「TIS、API連携プラットフォームに企業のAPI活用・公開を支援するセキュリティ対策強化メニューを追加 | ニュースリリース | 2024年度 | ニュース | TIS株式会社」. https://www.tis.co.jp/news/2024/tis_news/20241028_1.html, (参照 24-10-29).

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