シシガミカンパニーとソマノベースが森林活用で新事業開始、戻り苗を活用した地域活性化に向けて前進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

シシガミカンパニーとソマノベースが森林活用で連携開始
プライベート空間の提供と森林保全活動を組み合わせ
観葉植物「戻り苗」を活用した新たな森林体験を展開

森林レンタルforentaとソマノベースの業務提携による新展開

株式会社シシガミカンパニーは2024年10月30日、株式会社ソマノベースと森林の新たな活用方法の開発を開始することを発表した。森林レンタルサービス「forenta」を通じて都市部の利用者にプライベート空間を提供し、山林所有者には木材生産以外の収益機会を創出することで地方活性化を推進してきた実績を持つ。^[1]

株式会社ソマノベースは土砂災害の人的被害をゼロにすることを目指し、森づくりのコーディネートを行ってきた実績がある。観葉植物「戻り苗」の取り組みを通じて森林保全活動を展開し、企業や教育機関向けに森林空間を活用した研修や教育プログラムを提供している。

両社の連携により、社有林の一般向けレンタルや戻り苗を活用したリゾート施設での集客、社員教育や顧客交流の場としての森林活用など、新たなサービス展開を目指している。森林を通じた関係人口の創出と持続可能な地域づくりに向けて、様々な取り組みを展開していく方針だ。

森林活用の新サービス概要

項目	詳細
社有林活用	一般向けレンタル、戻り苗による植樹活動
リゾート施設連携	戻り苗による集客、森林レンタルによる新規収益
企業向けサービス	社員教育、顧客交流イベントの場として提供
地域貢献	関係人口の創出、持続可能な地域づくり

戻り苗について

戻り苗とは、どんぐりから育てた苗木を森林に返すことを目的とした観葉植物のことである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

どんぐりから育てた苗木を使用した環境教育ツール
森林保全活動と観葉植物育成を組み合わせた新しい取り組み
企業や教育機関向けの植樹体験プログラムとして活用可能

戻り苗は森林との関わり方を身近にする新しいアプローチとして注目されている。日常生活の中で自然との触れ合いを促進しながら、土砂災害の防止や地域の森林保全にも貢献できる取り組みとして評価が高まっている。

森林レンタル事業の展開に関する考察

森林レンタルと戻り苗を組み合わせた新しいサービス展開は、都市部の利用者と地域をつなぐ効果的な架け橋となる可能性を秘めている。特に企業の社有林活用においては、SDGsへの取り組みや地域貢献活動として位置付けることで、企業価値の向上にも寄与することが期待できるだろう。

一方で、森林レンタルの需要拡大に伴い、環境への負荷や地域住民との調整など、新たな課題が生じる可能性も考えられる。持続可能な森林活用を実現するためには、利用者の意識啓発や地域との合意形成が不可欠となってくるだろう。

長期的には、森林レンタル事業を通じて築かれる都市部と地方の関係性が、新たな地域振興モデルとなることが期待される。特に若い世代の自然への関心を高め、将来的な移住や二地域居住のきっかけを生み出す可能性を秘めている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「森林レンタルforentaを展開するシシガミカンパニー、林業ベンチャーのソマノベースと新しい森林活用の開発で業務連携〜誰もが簡単に楽しく森林に関われる社会を目指して〜 | 株式会社シシガミカンパニーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000140863.html, (参照 24-10-31).

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