公開:

住友電工情報システムが楽々ProcurementII Ver.10.1を発表、取引先とのチャット機能で業務効率化を促進

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 楽々ProcurementII Ver.10.1が10月31日に販売開始
  • 取引先とのチャット機能を新たに搭載
  • 予算管理機能と項目追加機能を強化

住友電工情報システムが購買管理システムの新版を発表

住友電工情報システム株式会社は購買管理システム「楽々ProcurementII Ver.10.1」を2024年10月31日より販売開始すると発表した。この最新版では、バイヤー企業の担当者と仕入先企業の担当者がメッセージやファイルをやり取りできるチャット機能を新たに搭載している。[1]

新機能として実装されたチャット機能は、見積や発注の案件に紐づけて双方向のコミュニケーションが可能となっており、担当者間の意思疎通を強力にサポートする仕組みとなっている。システムにログインしていない時間帯でも新着メッセージを確認できるよう、メール通知機能も実装された。

また予算管理機能では複数の予算情報を一括で登録・変更・削除できるようになり、社内管理項目追加機能では同一ウインドウの最下部に項目を追加できるよう改善された。購入依頼から検収までの各画面で任意の項目追加が可能となり、業務効率の向上が期待できる。

楽々ProcurementII Ver.10.1の新機能まとめ

機能 詳細
チャット機能 バイヤーと仕入先間でのメッセージ・ファイル共有、案件紐付け可能
予算管理機能 複数予算情報の一括登録・変更・削除に対応
項目追加機能 同一ウインドウでの項目追加、画面ごとの表示設定が可能
メール通知 システム未ログイン時の新着メッセージをメールで通知

Web-EDIについて

Web-EDIとは、インターネットブラウザを使用して取引先との間で受発注データを電子的にやり取りするシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 専用ソフトウェアのインストールが不要
  • ブラウザさえあれば取引先と即時データ連携が可能
  • 通信コストを抑えながら取引業務の効率化を実現

楽々ProcurementIIではWeb-EDIを活用することで、購入依頼から見積、発注、検収までの一連の購買業務をシステム上で完結させることが可能となっている。新たに追加されたチャット機能と組み合わせることで、より円滑な取引先とのコミュニケーションを実現できる。

楽々ProcurementII Ver.10.1に関する考察

チャット機能の実装により、取引先とのコミュニケーションがシステム内で完結するようになったことは、業務効率化の観点から非常に有意義である。電話やメールでのやり取りでは記録が残りにくく、後から検索することも困難だったが、案件に紐づけられたチャットログを残すことで、情報の追跡性が大幅に向上するだろう。

一方で、チャットシステムの導入により、取引先側も新しいインターフェースに慣れる必要性が出てくる可能性がある。システムの使い方に不慣れな取引先への教育や、従来のコミュニケーション手段からの移行をスムーズに行えるよう、段階的な導入計画を立てることが重要となってくるだろう。

今後は、AIを活用した自動応答機能や、チャット内容の自動分析による業務改善提案など、より高度な機能の追加が期待される。特に過去のやり取りを学習し、よくある質問への自動回答や、類似案件の提示などができるようになれば、さらなる業務効率化が実現できるはずだ。

参考サイト

  1. ^ 住友電工情報システム株式会社. 「購買管理システム「楽々ProcurementII」が仕入先とのチャット機能を搭載 | 購買管理システム 楽々ProcurementII」. https://www.sei-info.co.jp/procurement/news/news-proc20241029/, (参照 24-10-31).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。