ウイングアーク1stがinvoiceAgentの機能を強化、月間数十万通規模の大規模配信と取引先との連携を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

電子帳票プラットフォームinvoiceAgentの機能強化を発表
月間数十万通規模の大規模配信に対応
Transaction Designerによる取引先からの返信一括管理を実現

ウイングアーク1stが電子帳票プラットフォームinvoiceAgentの機能を強化

ウイングアーク1st株式会社は、企業間電子取引の基盤となるデジタル帳票基盤の構築を目指し、電子帳票プラットフォームinvoiceAgentの機能強化を2024年11月16日より開始すると発表した。大企業における取引業務のデジタル化の重要性が増す中、請求書配信にとどまらず見積から契約更新まで取引業務全般をカバーする包括的なサービスの提供を目指している。^[1]

新設された管理・取引画面Transaction Designerによって、注文書や納品書など商取引に必要な帳票の管理が効率化された。取引先からの返信や承認のリアクションを一元管理できる機能により、業務効率の大幅な向上が実現している。

月間数十万通規模の大規模配信への対応も実現し、配信先情報や組織情報をファイルで連携できるようになった。大量の取引先登録や組織変更時の反映も容易になり、管理負荷の大幅な軽減を達成している。

invoiceAgentの機能強化まとめ

項目	詳細
提供開始日	2024年11月16日
主な機能強化	月間数十万通規模の大規模配信対応、Transaction Designer新設
Transaction Designer機能	取引先からの返信一括管理、承認フロー設定、権限管理
対象帳票	注文書、注文請書、納品書、仕入明細など
管理機能	配信先情報・組織情報のファイル連携、一元管理

デジタル帳票基盤について

デジタル帳票基盤とは、企業間または企業内で発生する取引帳票に関わる業務の基盤となるシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

帳票生成から保管、取引先への配信までワンプラットフォームで提供
帳票イメージとデータの両方の性質を持つデジタル帳票に対応
ERPやワークフローなど社内システムとの連携が可能

デジタル帳票基盤はウイングアーク1stが提唱する概念で、取引帳票のデジタル化により業務効率を向上させる。帳票の電子化だけでなく、取引先との受発注や契約更新まで含めた包括的な業務プロセスの自動化を実現することで、非生産的な作業からの解放を目指している。

invoiceAgentの機能強化に関する考察

invoiceAgentの大規模配信対応は、企業間取引のデジタル化における重要な一歩となる可能性が高い。特に月間数十万通規模の配信に対応したことで、大企業における業務効率化のニーズに応えられる体制が整ったと言えるだろう。

Transaction Designerの導入により、取引先との連携がより緊密になることが期待できる。承認フローの設定や権限管理機能の実装は、セキュリティ面での懸念を払拭し、より多くの企業がデジタル化に踏み切るきっかけとなるはずだ。

今後は単なる帳票のデジタル化だけでなく、AIやRPAとの連携による更なる自動化の実現が課題となるだろう。特に取引データの分析や異常検知など、デジタル帳票基盤の付加価値向上が期待される。

参考サイト

^ ウイングアーク１ｓｔ. 「電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」、大規模配信および取引先からの返信を一括管理する「Transaction Designer」を新設 | ウイングアーク１ｓｔコーポレートサイト」. https://corp.wingarc.com/public/202410/news2791.html, (参照 24-10-31).

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