公開:

パナソニック コネクトが超高速センシング技術を開発、物流現場のロボット作業効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • パナソニック コネクトが高速センシング技術を開発
  • 光沢があっても1ミリ秒以下で対象物を検出可能
  • 物流や製造現場のロボット作業を効率化

パナソニック コネクトのセンシング技術によって物流現場の効率が向上

パナソニック コネクト株式会社は光沢などのノイズがあっても高精度かつ1ミリ秒以下でカメラ検出を可能にするセンシング技術を2024年10月30日に発表した。この技術は画像データの光沢検出を超低遅延で行い、リアルタイムでロボットの次の動作に反映できることで物流や製造現場の作業効率を大幅に向上させることが可能である。[1]

高速カメラとFPGAを活用することで、カメラから転送されるピクセル単位の画像データの一部を使用して光沢検出する特殊なアルゴリズムを実現した。メモリを介さない処理によって全ての処理が1ミリ秒以下で実行され、生産ラインを止めることなく高効率な生産に貢献することが可能になるだろう。

このセンシング技術により、関連手法との比較でリアルタイムパフォーマンス上ではBest performanceを達成し、画像処理分野の世界最大規模の国際学会ICIP 2024で論文が採択された。今後は製造や物流現場で必要とされる様々な超低遅延センシング技術の開発を進めていくことが期待される。

センシング技術の特徴まとめ

項目 詳細
検出速度 1ミリ秒以下
主要技術 FPGAと高速カメラの組み合わせ
特殊機能 光沢ノイズがある環境でも検出可能
活用分野 物流、製造現場のロボット制御
評価 ICIP 2024で論文採択、Best performance達成

FPGAについて

FPGAとは「Field Programmable Gate Array」の略称で、プログラムで機能を変更できる集積回路のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • プログラマブルな論理回路構成が可能
  • 高速な並列処理に特化した設計
  • カスタマイズ可能な専用ハードウェア

パナソニック コネクトの開発したセンシング技術では、FPGAを活用してカメラから転送される画像データの処理を高速化している。メモリを介さない処理を実現し、画像データの一部を使用して光沢検出する特殊なアルゴリズムを実装することで1ミリ秒以下での処理を可能にした。

参考サイト

  1. ^ Panasonic. 「光沢などのノイズがあっても動く対象物を1ミリ秒以下で検出し、ロボット作業を止めないセンシング技術を開発 | 技術・研究開発 | 技術・研究開発 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan : パナソニック ニュースルーム ジャパン」. https://news.panasonic.com/jp/press/jn241030-3, (参照 24-11-01).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。