ホロラボがXRデジタルツインtorinomeをSmart City Expo World Congress 2024で初出展、市民参加型まちづくりの新時代へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ホロラボがSmart City Expo World Congress 2024に初出展
PLATEAUの3D都市モデルとXRデジタルツイン「torinome」を展示
市民参加型まちづくりのユースケースを世界へ発信

XRデジタルツインプラットフォームtorinomeの世界展開

株式会社ホロラボは、2024年11月5日から7日にかけてスペイン・バルセロナで開催されるSmart City Expo World Congress 2024において、PLATEAUの3D都市モデルとXR技術を用いたデジタルツインプラットフォーム「torinome」を初出展した。SCIが主催するジャパンパビリオン内の国土交通省「PLATEAU」ブースにて、最先端の市民参加型まちづくりの実例を披露する。^[1]

torinomeプラットフォームは「torinome Web」「torinome AR」「torinome Planner」の3つのアプリケーションで構成されており、PLATEAUの3D都市モデルを基盤として様々なデータを可視化することが可能だ。東京都八王子市や広島県広島市、兵庫県加古川市など3拠点以上の都市で実証実験を展開している。

加古川市ではバルセロナ発祥の参加型民主主義プラットフォーム「Decidim」と連携し、市民が作成した3D地図をオンラインで共有する革新的な取り組みを実施している。FIWAREなどのオープンデータ配信プラットフォームとのAPI連携機能も備えており、データドリブンな都市づくりを推進することが可能である。

torinomeの機能まとめ

アプリケーション	torinome Web	torinome AR	torinome Planner
主な機能	3D地球儀上でのデータ表示	現実空間へのデータ重畳	まちづくり参加支援
連携機能	PLATEAU 3D都市モデル	XR技術活用	Decidimとの連携
利用都市	八王子市	広島市	加古川市

Decidimの詳細はこちら

デジタルツインについて

デジタルツインとは、現実世界の物理的な対象をデジタル空間上に再現する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

リアルタイムでのデータ収集と可視化が可能
シミュレーションによる予測と分析が実現
現実世界とデジタル空間の双方向な連携を実現

PLATEAUの3D都市モデルをベースにしたtorinomeは、まちづくりにおけるデジタルツインの実践例として注目を集めている。Decidimとの連携によって市民の意見を3D空間上で視覚化し、より直感的な都市計画の実現を可能にしている。

XRデジタルツインを活用した市民参加型まちづくりに関する考察

torinomeによるXRデジタルツインの導入は、従来の都市計画における市民参加の在り方を大きく変革する可能性を秘めている。3次元データの視覚化により、専門知識がない市民でも都市計画に対する理解を深めることが可能となり、より多くの市民の積極的な参加を促進することができるだろう。

一方で、デジタルデバイドの問題や高齢者のXR技術への適応といった課題も存在している。これらの課題に対しては、従来の参加型手法との併用やユーザビリティの向上、さらには地域コミュニティでの支援体制の構築が重要となってくるだろう。

今後はAIとの連携によるシミュレーション機能の強化やリアルタイムデータの活用など、さらなる技術革新が期待される。特に防災や環境問題など、複雑な都市課題に対するソリューションとしての活用が注目されるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「ホロラボ、Smart City Expo World Congress 2024のジャパンパビリオン『PLATEAU』ブースにてXRデジタルツイン「torinome」を初出展 | 株式会社ホロラボのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000023638.html, (参照 24-11-07).

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