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公開：2024-11-09

スペースデータがバーチャルISSシミュレーターを公開、JAXAと協力し宇宙環境をデジタル再現してSteamで無料提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• スペースデータがバーチャルISSシミュレーターを公開
• JAXAと協力してISS内部環境をデジタル再現
• Steam上で無料配布を開始

スペースデータが宇宙ステーションのデジタルツイン技術を展開

宇宙開発に関する事業を手掛けるスペースデータは2024年11月7日、国際宇宙ステーション（ISS）を再現したシミュレーター「バーチャル国際宇宙ステーション（ISS）」をSteamプラットフォーム上で無料公開した。JAXAとの協力により「きぼう」日本実験棟で取得した船内環境データを基に、微小重力環境や気流などの特殊な宇宙環境を精密に再現している。^[1]

このシミュレーターではJAXAの宇宙ロボットや宇宙飛行士の視点でISSの船内や宇宙空間を自由に探索することが可能となっている。ゲームやエンターテインメント、教育分野での活用から宇宙ロボットの操作訓練や宇宙実験のシミュレーションまで幅広い用途に対応することが期待されている。

スペースデータはこのプロジェクトを宇宙環境のデジタルツイン技術における第一弾と位置付けており、今後も月面などの宇宙環境の再現に取り組んでいく方針だ。限られた専門家だけでなく世界中の人々に宇宙空間へのアクセスを提供することで、新たな宇宙ビジネスの創出を目指している。

バーチャルISSの機能まとめ

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デジタルツインについて

デジタルツインとは、実在する物理的な対象をデジタル空間上に精密に再現する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 物理的な対象をリアルタイムでデジタル複製
• 実データに基づく高精度なシミュレーション
• 仮想空間での実験や検証が可能

スペースデータの宇宙デジタルツイン技術は、JAXAから提供された実際の環境データを活用することで高い再現性を実現している。ISS「きぼう」日本実験棟の船内環境データを基に、温度や湿度、風量、照度などの環境要素を忠実に再現することで、より実践的な宇宙環境シミュレーションを可能にしている。

参考サイト

1. ^ 株式会社スペースデータ. 「スペースデータ、JAXAの協力により実データを元にした「バーチャル国際宇宙ステーション（ISS）」をSteamで全世界に公開」. https://spacedata.jp/news/202411_steam_iss, (参照 24-11-09).

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