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公開：2024-08-04

テープス社がECツール「TēPs」に生成AI機能を追加、ワークフロー理解と業務効率化を促進

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• テープス社がECノーコードツール「TēPs」に新機能追加
• 生成AIがワークフローを解析し対話形式で説明
• miibo社の会話型構築プラットフォームを活用

テープス社のECノーコードツール「TēPs」に生成AI機能追加

テープス株式会社は、ECに特化したノーコードワークフロービルダー「TēPs（テープス）」に、生成AIによるワークフロー解説機能を2024年8月2日にリリースした。この新機能は、ユーザーが作成したワークフローを生成AIが解析し、処理の流れを対話形式で詳しく説明するものだ。ワークフローの概要を容易に理解できるようになり、作成済みのワークフローでは設定の詳細を確認せずに把握が可能となる。^[1]

また、作成途中のワークフローにおいても、自分の意図したとおりの設定になっているかどうかの検証が容易になった。この機能により、ユーザーがより高度なワークフローを作成する手助けとなり、他者が作成したワークフローのブラックボックス化を防ぐことが期待される。本機能の実装には、株式会社miiboが提供する会話型構築プラットフォーム「miibo」が活用されている。

テープスは、EC事業者が日々利用するさまざまなサービスをAPIを介して組み合わせ、独自の業務自動化ツールを作成できるノーコードワークフロービルダーだ。ECモールやカート、受注管理システム、スプレッドシート、メール配信ツール、チャットツール、CRMツール、データベースなど、約30種類のサービスを連携することが可能。この新機能により、ECビジネスにおける業務効率化がさらに進むことが期待される。

テープス社の「TēPs」新機能まとめ

テープスの生成AI機能に関する考察

テープス社の新機能導入により、ECビジネスにおける業務効率化が進む一方で、生成AIの誤解釈や不適切な提案によるワークフローの誤設定が起こる可能性がある。AIの判断に過度に依存することで、ユーザーの思考力や問題解決能力が低下する恐れもあるだろう。これらの問題を防ぐためには、AIの提案を常に人間が検証し、適切に判断する仕組みづくりが重要となる。

今後追加してほしい機能としては、ワークフローの最適化提案機能が挙げられる。ユーザーの業務内容や目標に基づいて、より効率的なワークフローを自動で提案する機能があれば、さらなる生産性向上につながるだろう。また、異なる業種や規模の企業間でワークフローのベストプラクティスを共有できるプラットフォームの構築も期待したい。

テープスの生成AI機能は、ECビジネスにおけるDX推進の重要なツールとなる可能性を秘めている。今後は、AIの精度向上とユーザーの利用体験の蓄積を通じて、より高度な業務最適化や意思決定支援へと進化することが期待される。同時に、AIと人間の適切な役割分担を模索しながら、持続可能なビジネスモデルの構築に貢献していくことが、テープス社の今後の課題となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「EC のノーコードツール「TēPs（テープス）」生成 AI によるワークフローの解説機能をリリース | テープス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000099189.html, (参照 24-08-04).

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