JR九州がタッチ決済乗車の実証実験を拡大、日豊本線と久大本線の16駅を追加し7大国際ブランドに対応
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記事の要約
- JR九州がタッチ決済乗車の実証実験を16駅追加
- 合計84駅でタッチ決済が利用可能に拡大
- 7つの国際ブランドのカードに対応開始
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JR九州のタッチ決済乗車実証実験が大幅拡大へ
JR九州は公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、クレジットカードのタッチ決済による鉄道乗車の実証実験を2024年11月20日に拡大することを発表した。日豊本線と久大本線の16駅が新たに追加され、タッチ決済での乗車が可能な駅が合計84駅まで拡大されることになった。[1]
実証実験の対象駅は鹿児島本線門司港駅から久留米駅までと香椎線海ノ中道駅の計50駅、そして指宿枕崎線鹿児島中央駅から指宿駅までの18駅に、新たに日豊本線と久大本線の別府駅から由布院駅までの16駅が加わることになった。この実証実験は2026年3月31日まで継続される予定である。
新たに対応するカードブランドにMastercard、Diners Club、Discover、銀聯が追加され、既存のVisa、JCB、American Expressと合わせて7つの国際ブランドでの利用が可能になった。これにより訪日外国人を含む来街者の利便性が向上し、サービスの効果検証が進められることになる。
JR九州タッチ決済実証実験の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
実証期間 | 2024年11月20日~2026年3月31日 |
追加対象路線 | 日豊本線・久大本線(別府駅~由布院駅) |
対応カードブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯 |
利用可能駅数 | 合計84駅(既存68駅+新規16駅) |
設置機器 | 自動改札機一体型、ポール型専用端末、専用端末 |
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stera transitについて
stera transitとは、三井住友カードが提供する公共交通機関向けのソリューションで、以下のような特徴がある。
- 現金・事前チャージ不要のタッチ決済システム
- 国際ブランドの非接触決済に対応
- MaaSやスマートシティの認証基盤として活用可能
このソリューションは、三井住友カードがGMOペイメントゲートウェイ・GMOフィナンシャルゲート及びVisaと共同で構築した事業者向け決済プラットフォーム「stera」を基盤としている。公共交通機関における利便性向上だけでなく、インバウンド受け入れ環境の整備や地域のキャッシュレス決済促進にも貢献することが期待されている。
JR九州タッチ決済実証実験に関する考察
JR九州のタッチ決済実証実験の拡大は、訪日外国人の増加や地域のキャッシュレス化推進という社会的なニーズに応える重要な取り組みである。特に7つの国際ブランドに対応することで、より多くの利用者が自身の持つカードでシームレスに鉄道を利用できるようになることは大きな進展だ。
今後の課題として、システムの安定性や決済処理速度の維持、そして利用者データの適切な管理が重要になってくるだろう。特に混雑時の処理速度低下や通信障害への対応など、実運用面での課題解決が必要不可欠になってくる。
将来的には他の交通機関との連携やMaaSプラットフォームとの統合など、さらなる展開が期待される。特に地方路線における利用促進や、観光客の利便性向上に向けた取り組みが重要になってくるだろう。
参考サイト
- ^ 九州旅客鉄道株式会社. 「JR 九州におけるタッチ決済を活用した実証実験の内容を拡充します」. https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2024/11/13/241113_touch_payment_oita_area.pdf, (参照 24-11-15).
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