三重県朝日町とさとふるが全国でわずか5つの円形校舎3Dデータ化プロジェクトを開始、クラウドファンディング型ふるさと納税で寄付募集

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

三重県朝日町とさとふるは、全国でわずか5つしかない朝日小学校円形校舎の3Dデータ化プロジェクトを2024年11月15日より開始した。このプロジェクトではクラウドファンディング型ふるさと納税を活用し、500,000円を目標に寄付を募集している。^[1]

三重県朝日町は面積約6平方キロメートルの三重県一小さな自治体であり、年少人口割合が17.5%と三重県で最も高い特徴を持っている。町域のほぼ中心部に位置する朝日小学校は4階建ての円形校舎が特徴的で、地域に広く親しまれている存在だ。

さとふるクラウドファンディングでは、具体的な寄付金の使途から寄付先を選択できるほか、自治体への応援メッセージの投稿や集まった寄付金額を随時確認することが可能である。募集期間は2025年2月14日までとなっており、プロジェクトの進捗状況を確認しながら支援できる仕組みになっている。

項目	詳細
プロジェクト名	全国にわずか5つ!朝日小学校円形校舎3Dデータ化プロジェクト
目標寄付額	500,000円
受付期間	2024年11月15日～2025年2月14日
実施主体	三重県朝日町、株式会社さとふる
特徴	寄付金使途の選択可能、応援メッセージ投稿機能、寄付金額の確認機能

クラウドファンディング型ふるさと納税とは、ふるさと納税制度を活用して特定のプロジェクトに対して寄付を募る仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

さとふるとCAMPFIREは業務提携を結び、ふるさと納税制度を活用した自治体のクラウドファンディングプロジェクトを展開している。両社は自治体への事業の企画アドバイスや記事の制作支援を協力して実施しており、プロジェクトの成功に向けた総合的なサポート体制を構築している。

朝日小学校円形校舎の3Dデータ化は、建築史的価値の高い文化遺産のデジタル保存という観点で重要な意義を持っている。全国でわずか5つしか残されていない円形校舎のデータを記録することは、建築様式の研究や教育資料としての活用が期待できるだろう。

しかし、3Dデータ化後のデータ管理やアクセス権の設定、長期保存のための技術的課題など、検討すべき問題も存在している。データのバックアップ体制の構築やセキュリティ対策、また将来的なデータ形式の互換性確保なども重要な課題となるだろう。

今後は3Dデータを活用した教育コンテンツの開発やバーチャル見学ツアーの実施など、デジタル技術を活用した新しい活用方法の検討も必要となる。地域の文化遺産としての価値を広く発信し、次世代に伝えていくためのプラットフォームとしての発展が期待される。

^ PR TIMES. 「三重県朝日町とさとふる、希少な「朝日小学校円形校舎」を3Dデータ化し後世に残すため寄付受け付けを開始 | 株式会社さとふるのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000931.000025119.html, (参照 24-11-16).

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