【CVE-2024-51610】WordPress Display Terms Shortcode1.0.4以下でXSS脆弱性が発見、早急な対応が必要に
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記事の要約
- WordPress Display Terms Shortcodeに脆弱性が発見
- バージョン1.0.4以下でXSS脆弱性が存在
- CVSSスコアは6.5でMEDIUMと評価
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WordPress Display Terms Shortcodeの1.0.4以下でストアドXSS脆弱性が発見
Patchstack OÜは2024年11月9日にWordPress用プラグインDisplay Terms Shortcodeにおいて、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性を発見したことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-51610】として識別されており、バージョン1.0.4以下のDisplay Terms Shortcodeに影響を与えることが判明している。[1]
この脆弱性はCVSSスコアシステムのバージョン3.1で評価され、基本スコアは6.5(MEDIUM)と判定されている。攻撃者がこの脆弱性を悪用するには特権レベルが必要であり、また利用者の操作も必要となるが、攻撃が成功した場合は機密性・完全性・可用性のすべてに影響が及ぶ可能性があるだろう。
また、SSVCの評価によると、この脆弱性は自動化された攻撃には対応していないものの、技術的な影響は部分的に存在することが明らかになった。Patchstack AllianceのSOPROBROによって発見されたこの脆弱性は、適切な入力の無効化処理が行われていないことに起因している。
WordPress Display Terms Shortcodeの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-51610 |
影響を受けるバージョン | 1.0.4以下 |
CVSSスコア | 6.5(MEDIUM) |
CVSS基準 | バージョン3.1 |
影響範囲 | 機密性・完全性・可用性 |
発見者 | SOPROBRO(Patchstack Alliance) |
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クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種であり、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- ユーザーのセッション情報や個人情報が漏洩するリスクがある
WordPress Display Terms Shortcodeにおける【CVE-2024-51610】の脆弱性は、入力値の適切な無効化処理が行われていないことに起因している。CVSSスコアが6.5と評価されているこの脆弱性は、攻撃者が特権を持つアカウントを必要とし、ユーザーの操作も必要となるが、攻撃が成功した場合は深刻な影響をもたらす可能性がある。
WordPress Display Terms Shortcodeの脆弱性に関する考察
WordPress Display Terms Shortcodeの脆弱性対策として、入力値のサニタイズ処理の実装が不可欠である。特にユーザー入力を扱うプラグインでは、HTMLエスケープやホワイトリスト方式による入力検証など、複数の防御層を設けることで、より堅牢なセキュリティ対策を実現できるだろう。
今後は、開発者コミュニティとの連携を強化し、定期的なセキュリティ監査の実施が重要になってくる。特にWordPressプラグインは多くのユーザーが利用するため、脆弱性が発見された際の迅速な対応と、ユーザーへの適切な情報提供が求められるだろう。
また、WordPressプラグインのセキュリティ強化には、自動テストの導入やコードレビューの徹底が有効だ。開発プロセスの早い段階でセキュリティ上の問題を発見し、修正することで、リリース後の脆弱性発見リスクを最小限に抑えることが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-51610, (参照 24-11-19).
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