パルシステム連合会が小学生向け物流・ITおしごと体験を開催、食品ロス削減とSDGsへの理解促進を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

パルシステム連合会は物流とITの体験を通じて宅配のしくみを紹介する「おしごと体験」企画を2024年12月7日に東京都稲城市で開催する予定だ。小学生とその保護者を対象に実施される体験プログラムでは、実際の仕分け機器やタブレットを使用して物流の現場を体感できるようになっている。^[1]

パルシステムは週間で1千万点以上の商品を80万世帯以上の利用者へ届けており、大規模な物流システムの運営を行っている。物流の2024年問題やデジタル化への対応など現代社会の課題に触れながら、食品ロス削減に向けたSDGsの取り組みについても学ぶことができるだろう。

2023年から開始された体験企画は地元の小中学校からの職場体験も含め累計770人近くが参加している。タブレットでの買い物体験や食への興味喚起など参加者からの評価も高く、物流業界の理解促進と職業教育の場として重要な役割を果たしているのだ。

食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず廃棄される食品のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

物流システムと事前注文の仕組みを組み合わせることで、必要な分だけを適切なタイミングで配送することが可能となる。パルシステムの宅配システムは食品の需要と供給を最適化し、結果として食品ロスの削減にも貢献している。

物流・ITおしごと体験は子どもたちに現代の物流システムやデジタル技術を体験的に学ばせる機会を提供している。実際の仕分け機器やタブレットを使用した体験型学習は、物流業界への理解を深めるとともに食品ロス削減などの社会課題への意識も高められる効果があるだろう。

しかし今後の課題として、体験プログラムの規模拡大や地域展開などが考えられる。より多くの子どもたちに体験の機会を提供するためには、プログラムの標準化やファシリテーターの育成が必要になってくるはずだ。

将来的には、VR技術を活用した仮想体験の導入や、オンラインでの体験プログラムの提供なども検討に値する。物流業界の人材育成や社会課題への取り組みを両立させながら、より魅力的な体験プログラムへと発展させていく必要があるだろう。

^ PR TIMES. 「12月「物流・ITおしごと体験」　食品ロス削減やSDGsとのつながり体感　12月7日（土） | パルシステム生活協同組合連合会のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000640.000006976.html, (参照 24-11-19).

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