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【CVE-2024-49008】Microsoft SQL Serverに深刻な遠隔コード実行の脆弱性、複数バージョンのGDRとCUに影響

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Microsoft SQL Serverに遠隔コード実行の脆弱性
  • 複数バージョンのSQL Server GDRとCUが対象
  • CVSSスコア8.8の深刻な脆弱性として評価

Microsoft SQL Serverの遠隔コード実行脆弱性【CVE-2024-49008】

Microsoftは2024年11月12日、SQL Server Native Clientに深刻な遠隔コード実行の脆弱性【CVE-2024-49008】を公開した。この脆弱性はヒープベースのバッファオーバーフローに分類され、CVSSスコアは8.8と高い深刻度を示している。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、対象システムで任意のコードを実行される可能性があるのだ。[1]

影響を受けるバージョンはSQL Server 2016 Service Pack 3からSQL Server 2019までの複数のリリースに及んでおり、GDRとCUの両方のチャネルが対象となっている。特にSQL Server 2017では14.0.2070.1より前のバージョン、SQL Server 2019では15.0.2130.3より前のバージョンが影響を受けることが明らかになっている。

Microsoftはこの脆弱性に対する評価として、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いと判断している。また、攻撃に必要な特権レベルは不要だが、ユーザーの関与が必要とされており、機密性、整合性、可用性のすべてに高い影響があると評価されている。

脆弱性の影響範囲まとめ

製品 影響を受けるバージョン
SQL Server 2016 SP3 (GDR) 13.0.0から13.0.6455.2未満
SQL Server 2016 SP3 Azure Connect 13.0.0から13.0.7050.2未満
SQL Server 2017 (GDR) 14.0.0から14.0.2070.1未満
SQL Server 2017 (CU 31) 14.0.0から14.0.3485.1未満
SQL Server 2019 (GDR) 15.0.0から15.0.2130.3未満
SQL Server 2019 (CU 29) 15.0.0から15.0.4410.1未満

ヒープベースのバッファオーバーフローについて

ヒープベースのバッファオーバーフローとは、動的に確保されたメモリ領域の境界を超えてデータを書き込んでしまう脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • プログラムの実行時に動的に確保されるメモリ領域で発生
  • メモリの破壊により任意のコード実行が可能になる
  • アプリケーションのクラッシュや予期せぬ動作を引き起こす

この脆弱性はSQL Server Native Clientにおいて、入力データの検証が不十分であることにより発生する可能性がある。CWE-122として分類されるこの脆弱性は、攻撃者によって悪用された場合にシステム全体のセキュリティを脅かす深刻な問題となり得るため、早急なパッチ適用が推奨されている。

SQL Server Native Clientの脆弱性に関する考察

SQL Server Native Clientの脆弱性対策として、Microsoftが迅速にセキュリティパッチを提供したことは評価に値する。この対応により、企業のデータベースシステムの安全性が確保され、業務の継続性が担保されることになった。しかしながら、複数バージョンに影響が及ぶ広範な脆弱性であることから、パッチ適用作業の負担が増大する可能性が高いだろう。

今後は、ヒープベースのバッファオーバーフローのような基本的な脆弱性が発生しないよう、開発段階でのセキュリティテストの強化が求められる。特にレガシーシステムの移行や更新が進まない環境では、同様の脆弱性が繰り返し発見される可能性があることから、包括的なセキュリティ対策の見直しが必要となるだろう。

長期的には、SQL Serverのセキュリティ機能の強化に加えて、運用面でのセキュリティ対策の自動化も重要な課題となる。パッチ適用の自動化やセキュリティ監視の効率化により、運用担当者の負担を軽減しつつ、より高度なセキュリティレベルを維持することが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49008, (参照 24-11-20).
  2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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