【CVE-2024-49013】Microsoft SQL Serverに重大な脆弱性、複数バージョンで更新プログラムの適用が必要に
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記事の要約
- Microsoft SQL Server製品に重大な脆弱性が発見
- CVE-2024-49013として識別され、リモートコード実行が可能
- 複数のバージョンで更新プログラムが提供開始
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Microsoft SQL Server製品における重大な脆弱性の発見と対応
Microsoftは2024年11月12日にSQL Server Native Clientにリモートコード実行の脆弱性を発見したことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-49013】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122)に分類されている。[1]
CVSSスコアは8.8(High)と評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。特権レベルは不要だが利用者の関与が必要とされており、機密性と完全性、可用性への影響が高いと判断されているのだ。
影響を受けるバージョンは、Microsoft SQL Server 2016 Service Pack 3からMicrosoft SQL Server 2019まで広範囲に及んでいる。また、GDRとCUの両方のリリースチャネルで更新プログラムが提供されており、各バージョンで特定のビルド番号未満が影響を受けることが明らかになった。
SQL Server製品の脆弱性影響範囲まとめ
製品名 | 影響を受けるバージョン |
---|---|
SQL Server 2017 (GDR) | 14.0.0から14.0.2070.1未満 |
SQL Server 2019 (GDR) | 15.0.0から15.0.2130.3未満 |
SQL Server 2016 SP3 (GDR) | 13.0.0から13.0.6455.2未満 |
SQL Server 2017 (CU 31) | 14.0.0から14.0.3485.1未満 |
SQL Server 2019 (CU 29) | 15.0.0から15.0.4410.1未満 |
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ヒープベースのバッファオーバーフローについて
ヒープベースのバッファオーバーフローとは、プログラムがヒープ領域に割り当てられたバッファの境界を超えてデータを書き込むことで発生する脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- メモリ内のデータ破壊や情報漏洩のリスクが高い
- 攻撃者による任意のコード実行が可能になる可能性
- プログラムのクラッシュやシステムの不安定化を引き起こす
SQLServer Native Clientの脆弱性では、このヒープベースのバッファオーバーフローによってリモートからコード実行が可能な状態となっている。CVSSスコアが8.8と高く評価された要因として、攻撃の容易さと影響範囲の広さが挙げられており、早急な対応が求められている。
SQL Server脆弱性対策に関する考察
今回発見された脆弱性は、データベース管理システムの中核を担うSQL Serverに影響を与えるという点で非常に深刻だ。特にGDRとCUの両方のリリースチャネルで更新が必要となる点は、多くの組織のセキュリティ管理者に迅速な対応を迫ることになるだろう。
今後は同様の脆弱性を未然に防ぐため、開発段階でのセキュリティレビューやコード監査の強化が必要となってくる。特にメモリ管理に関する部分は、バッファオーバーフローのリスクが高いため、より厳密なチェックと検証が求められているのだ。
また、組織内でのセキュリティ更新プログラムの適用手順の見直しも重要な課題となる。データベースシステムの更新は慎重に行う必要があるが、重大な脆弱性への対応は迅速さも求められるため、両者のバランスを取った更新体制の構築が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49013, (参照 24-11-20).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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